暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-A犯罪者狩り〜Thunder vs Freeze〜
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来ないような相手には慎重にならざるを得ない。
「氷結武装」
――パンツァー・クリスタル――
両前腕部と両足に氷で出来た籠手と脚甲を装着した仮面持ちは、迫り来る私の魔力弾を殴るって形で迎撃する中で、フェイトは「ハーケンセイバー!」って“バルディッシュ”を振るって、三日月状の魔力刃を放った。完璧な直撃コース。
「ふん・・・!」
「な・・・っ!?」
「うっそ。片手で掴み取った・・・!?」
フェイトと私は愕然とした。ハーケンセイバーの切断力はシールドやバリアだって破壊できる、ホントにすごいもの。だけど仮面持ちはその勢いまでは完全に止められず、両手の氷の籠手をガリガリ削っていってる。このままなら、籠手を切断して直撃させられるんだけど・・・。
(そう簡単にはいかないよね・・・!)
仮面持ちは受け止めきれないって判断したみたいで、軌道を逸らせるべく左手も添えようとした。でもそれより早くフェイトが「セイバーブラスト!」ってコマンドトリガーを告げ、アイツもろとも魔力刃を爆破した。
「アリシア!」
「オーケー! ドロップ!」
≪スマッシュを待機に戻し、スナイパーを起動!≫
胸元にあるケースの蓋を“フォーチュンドロップ”のAIが開けて、黒い宝石をポン♪と飛び出させた。ソレを右手でキャッチして、“ハリセンスマッシュ”を待機モードである白い宝石にしてケースに戻すと蓋も閉じた。
「ブレイブスナイパー!」
――ソニックムーブ――
床を蹴って、煙の中から飛び出してきた仮面持ちへ再接近。アイツの氷の籠手は完全に砕け散ってるけど、私の接近に対して迎撃するべく右腕を引いた。
(でも長さが足らないよ!)
今の私の体格に合わせて造り直されてる“ブレイブスナイパー”を構えてしまえば、仮面持ちのパンチが届く距離の外からその銃口を突きつけられる。
「ジャベリン・メテオ!!」
それでも魔法かなんかで迎撃されても嫌だから、悠長にタイミングを計ることなく即座にトリガーを引いて、ほぼゼロ距離で威力重視の炸裂魔力弾を撃ち込むことに成功。また爆発に飲まれた仮面持ちは、私との間に生まれた煙の影響で私から見えなくなっちゃったけど・・・。
『いい感じだよ、アリシア! 2時の方向、射角25度! 撃って!』
フェイトからの念話で、私はダメージをしっかり与えられたみたい。フェイトの指示に従って銃口を向け直して、「セクステット・バレット!」って、発射シークエンスや弾速といった速度を重視した高速魔力弾を6連射した。
†††Sideアリシア⇒フェイト†††
アリシアのメテオからのバレットっていうコンボの直撃を受けた女性仮面持ちは、着弾時の魔力爆発時に生まれた煙にまた呑まれたけど、彼女は前面にシ
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