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Epica16-A犯罪者狩り〜Thunder vs Freeze〜
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に全身を覆ってた氷を剥がしてその姿を現したけど、死体は凍ったまま。

「これ以上は・・・!」

「フェイト・・・!?」

「シュロットフリント・アイス・・・!」

フェイトが駆け出すより早く仮面持ちは死体を上に向かって放り投げて、前方に落下したところでぶん殴った。死体は体内まで凍り付いてたようでバラバラに粉砕されて、その破片が逃げ惑う人たちに直撃。これまで生きてきた中で聞いたこともないような音と一緒に当たった箇所を穿った。

「っ・・・!」

撒き散らされる血と臓物、そして声にもならない被害者たちの悲鳴。とここでフェイトが「もうやめろ!」って床を蹴って、高速で仮面持ちへ突っ込んだ。私もここで再起動。“ハリセンスマッシュ”で、こっちにも飛んできた死体の破片を仮面持ちへ打ち返して、さらに“ラッキーシューター”の銃口を仮面持ちへ向ける。

「あなた達は避難誘導を最優先で! 仮面持ちは私とフェイトで捕まえるから!」

さっきの潜入班からの通信じゃ4人いるらしいんだけど、今のところ仮面持ちはあの女ひとりだけしか居ない。なら目の前の仮面持ちをまず潰して、それから他の3人を順次捕まえよう。仮面持ちは裏拳で破片を弾き飛ばして、その仮面に隠れた顔をこちらに向けた。

「はああああああッ!」

フェイトの一振りを横に跳ぶことで回避した仮面持ちに私は高速魔力弾の「スティンガーレイ!」を連射する。威力は低いけど、その速度でアイツを足止めできればそれで十分。両腕で顔面を覆っての防御姿勢に入った仮面持ちに、高速弾が全弾ヒットして魔力爆発。

「バルディッシュ!」

≪Haken Form≫

“バルディッシュ”が大鎌形態に変形して、黄金に輝く雷の魔力刃を展開。フェイトが煙に向かって「ハーケンスラッシュ!」と全力の一振りを払った。それで煙が横に寸断されて晴れてくんだけど、フェイトの一撃は空を斬った。それでも私の目は仮面持ちを捉えたまま。アイツはフェイトの一撃に合わせて天井付近までジャンプしてた。

――ホーミングシュート――

「シューット!」

仮面持ちをロックオンした状態で撃ち放つ魔力弾12発。アイツは足元に小さなベルカ魔法陣を展開して、ソレを蹴ることで空中で方向転換。でも一度ロックオンした以上、防御されるか迎撃されない限りは追い続けるよ。

「っ・・・!」

仮面持ちが宙で構えた。足元と右手首に展開される魔法陣に、フェイトも迎撃を察して追撃をいったん中止して、“バルディッシュ”の柄を両手で握り締めた。

(さあ、どんな魔法で迎撃するのか見せてよ!)

速攻で決めに行きたいけど、一発逆転のような魔法を持っていたりでもしたら一転劣勢になっちゃうかもしれない。まぁ使わせる前に瞬殺するのがいいんだけど、それが出
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