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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-A犯罪者狩り〜Thunder vs Freeze〜
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する! 潜入班! 何があった、報告せよ!』

『ごほっ、げほっ。さ、最後の大隊の襲撃です! か、仮面持ちが・・・3人! 次々にマーケット関係者、客を殺害していま――っは!? ま、待て! 俺は客でも関係者でもない! 管理きょ――ぶぼぉ!?』

潜入班との連絡が、嫌な声を残して途絶えた。ビル内から銃声や悲鳴が響いてくる。

『各班、防護服を着用し次第、ビルに突入せよ!』

『最優先は関係者と客の脱出と逮捕です! 仮面持ちは、フェイト執務官、アリシア執務官補、部下を何名か付けます、お願い出来ますか?』

2人の陸士隊長からご指名に私とフェイトは「了解です!」って応じて、フェイトは「バルディッシュ!」を胸ポケットから取り出して、私は後ろ髪をうなじで結んでるリボンに付けた花のフリージアの形をしたクリスタルに「フォーチュンドロップ!」って呼びかけた。

「「セーットアップ!」」

私とフェイトは防護服へと変身して、フェイトは"バルディッシュ”をアサルトフォームへ。私は、元はキャンディポッドだったけど現在(いま)は円いファンデーションケース――コンパクト型である“フォーチュンドロップ”の蓋を開けて、丸く赤い宝石と丸く白い宝石を取り出した。

「ラッキーシューター、ハリセンスマッシュ、スタートアップ!」

右手に“ハリセンシュマッシュ”を、左手に“ラッキーシューター”を携える。そして“フォーチュンドロップ”はブローチとして胸元へ。後ろに控える隊員2人も武装隊服へと変身して、フェイトの「行きます!」っていう号令で、一斉に駆け出す。他の隊員たちもビル内になだれ込んでく。

「っ・・・! ひどい・・・!」

支柱以外に部屋を隔てる物が無いだだっ広い空間は・・・真っ赤だった。床にはまるでカーペットのように人の死体が積み重なってる。悲鳴や血の臭い、そして視界から入ってくる地獄絵図に吐き気を催すけど、必死に口を閉じて戻さないように勤める。

「ひぃーーーーっ!」

「助けてーーーー!」

「し、死にたくない・・・!」

「局員でもいい! 頼む、助けてくれ!」

「俺を優先して助けろ! 金ならいくらでもやる!」

「馬鹿野郎! わしが先じゃ! わしを助けんか!」

部屋の中央に築かれた死体の山に立つ女性の仮面持ちは、「クズ共め。死で償え」逃げ惑う人たちを見下ろしながら何かを呟いて、足元の死体を掴み上げた。右手には初老の男性、左手には若い青年。何かをしようとしてる。でも動けない。目を離せない。私、完全に仮面持ちの殺気に飲まれてる・・・。

――アオゲンブリック・フリーレン――

それはホントに一瞬。仮面持ちの足元にベルカ魔法陣が展開されると、仮面持ちもろとも2人の男性の死体が氷漬けになった。仮面持ちだけはすぐ
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