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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
更なる敵
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レオノーラが、あの怪物の魔力は有限かと聞いてきた。
おそらくはああいった案が出されるだろうなと俺は予想しつつも、
「確かにしばらくすれば魔力が切れる。だがその前に倒してしまわないと周りの被害や……町を人質に取られる方が危険だ」
「なるほど。出そうな場所に地下水を噴出させてみようと思ったのじゃが、近くには町があるか」
「それにこの前の夜とは違って今は昼間だから、水が噴き出すのがよく見えるから、見に来る人がいるかもしれない。……それを考えると今の爆音でも集まってくるかもしれないか、だったら早めに対処した方がいいな」
そう俺は呟くと同時に、俺達の近くまで地面に魔力が広がる。
索敵を行ってそこに引っかかったものがあるとそちらの近くに転移する、そういった形式だったと俺は思い出しながら、
「これから俺は敵をこちらに誘導する」
「……その敵が“索敵している範囲”に自分から飛び込むってことね」
エイダのその答えに俺は頷いてから、
「すぐに防御と攻撃ができるようにしておいてくれ。敵は背後や上空……といっても、そこまで高い場所には転移できなかったはずだから、目で見える範囲で気を付けてくれ。それと後は、以前はなかったが自己再生機能がつけられているかもしれないから注意を。……行くぞ」
一通り説明してから、行くと合図する。
そして目の前の“索敵”範囲に俺は足を踏み入れる。
近くに現れたところ即、攻撃を……今までのパターンだと真後ろだったはずと俺は思った。
前の世界の知識があるからと、俺は油断していたのかもしれない。
それともこの世界の平和さに毒されていたのか?
いつだって絶対はなかったのだ。
そこで目の前に怪物が現れる。
石と肉のようなものが組み合わさった球状のものだ。
形は以前俺が見たものと一部違う。
だがそんな些細な問題はどうでもいい。
だってそれは、俺のちょうど目の前に現れたのだ。
あの敵である“闇ギルド”は、俺を消すことに焦点を当てているのかもしれない。
即座に攻撃の魔法を打ち付ける。
氷の槍を幾つも生み出して突き刺すも、この怪物は小さく揺れただけで動かない。
そこでエイダが、
「離れて、爆発する!」
そう叫んだ。
とっさに防御と共に、この怪物を包み込むように円形状に結界を張る。
爆音と激しい燃える炎が吹き上がる。
俺が即座にはなった結界に阻まれて、円柱状に炎が上空に吹き上がる。
同時に“闇の魔力”が周囲にまき散らされるのを感じて、それらを浄化しておく。
これである程度は大丈夫なはずだ、が。
「俺の前に現れていきなり爆発か。だがこの怪物は一体作るだけでも手間がかかるといった話があったはず。それに……いや
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