ペルソナ3
2078話
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るのを見て、俺は頷きを返す。
どうせこの件は隠しておいてもすぐ知られる事だ。
なら、ここで見せておいてもいいだろうと。
「そうだな。ネギま世界で得た召喚魔法を使って、ペルソナ世界のモンスター……まぁ、正確には違うんだが、それと召喚の契約をした」
『ひょっ!?』
驚きの声を発したのは、近右衛門。
まぁ、近右衛門は何だかんだと俺がどれだけの魔力を持っているのかを分かっているのだから、召喚の契約がどれだけ難易度が高いのか……そして、俺の血に耐える事が出来る存在は、それこそその辺のモンスターとは比べものにならないだけの強さを持っていると、知っているのだろう。
今日はこうやって映像スクリーン越しに会っているから、ニュクスとの戦いで俺の魔力がどれだけ増えたのかも分からないだろうが……直接あったら、ポックリ逝くんじゃないかと思ってしまう。
まぁ、魔力が上がったのは、俺がPPを使ったからこその話なんだが。
「百聞は一見にしかずって奴だな。……いいか?」
呟き、俺は軽く地面を……正確には俺の影を踏む。
瞬間、影から姿を現す刈り取る者。
『ぬおっ!?』
近右衛門……だけではなく、他の面々も同様に驚きの声を上げる。
まぁ、刈り取る者の姿は、どこからどう見ても異形と呼ぶに相応しい姿だしな。
どうしたって、そんな風に思ってしまうのは仕方がない。
もっとも、正直なところを言わせて貰えば、恐らくだがもし刈り取る者と契約を結ぼうとした時に、俺が今の魔力……SPであれば、恐らく刈り取る者も俺の血の魔力に耐える事は出来なかっただろう。
それだけ、今の俺の魔力は上昇しているのだから。
つまり、これでまた一段と俺が契約を結ぶことの出来る相手が減った訳だ。
その事を残念に思いつつも、俺は刈り取る者を横に置いたまま、各世界の首脳達と話を続けるのだった。
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