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転生とらぶる
ペルソナ3
2078話
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衛門が大事にとっておいた秘蔵の酒を奪ってきたと自慢していたし。

「そやね。お爺ちゃんならこういうのを喜ぶかもしれんね」
「このちゃん、そうなったらそうなったで、色々と面倒な事になりそうな気がするんですが」

 木乃香の言葉に、刹那が少し呆れを混ぜて呟く。
 実際、近右衛門の性格を考えると、刹那の言ってる事は間違いという訳でもないのがな。

「茶々丸さん。愛とはなんでしょうか?」
「……すいません。私にはちょっと分かりかねます」

 少し放たれた場所では、アイギスと茶々丸が話している。
 同じアンドロイドという事で、あの2人は結構気が合ってるみたいなんだよな。
 まぁ、友人が増えるのは茶々丸にとって良い事だろうが。
 エヴァも、そう思っているから何も言ってないんだろうし。
 ちなみに技術班の面々は、そんな茶々丸の様子にほっこりとしている。
 いつもは茶々丸に追われている技術班だったが、エキドナと違って普段は愛されてるんだよな。

「データの方はどう?」
「問題ないわ。ただ、出来ればここからのデータだけじゃなくて、しっかりと身体データを取ってみたいわね。セシル、そっちの準備はどうなってるの?」
「え? あ、はい。各種機器は運んでおいたので問題ありません」
「そう。……言っておくけど、ロイドが妙な真似をしていたら……わかってるわね?」
「はい、分かってます! ロイドさんには絶対に何もさせません!」

 マリュー、レモン、セシルの会話は、まぁ、いつも通りと言ってもいいだろう。
 もっともこれでいつも通りというのは、微妙にちょっとアレな感じがしないでもないが。

「次、お願い出来る? ……ねぇ、アクセル。一応聞くけど、本当にこの子もペルソナを召喚出来るの?」

 マリューやセシルとの会話を終えたレモンが尋ねてくる。
 まぁ……次にペルソナを召喚するのはコロマルだしな。
 そう考えれば、レモンの気持ちが分からないでもない。ただ……

「安心しろ。コロマルは俺と一緒にタルタロスを攻略してきた、頼りになる仲間だ。それに人の言葉をしっかり理解出来る頭の良さも持っている。……正直なところ、ホワイトスターの牧場にいるワイバーンよりもよっぽど頭が良いと思うぞ」

 ワイバーンも、それなりに頭がいいのは間違いないが……それでも、しっかりとこっちの言葉を理解している訳ではない。

「わん、わんわん! わう!」

 俺の言葉が聞こえていたのか、コロマルは嬉しそうに尻尾を振りながら前に出る。
 ……俺やゆかり、S.E.E.Sの面々にとっては特に注目すべき光景という訳ではないが、それはあくまでも俺達だから……何度となくコロマルがペルソナを召喚する光景を見ている為だ。
 だが、そんな俺達とは違い、他の面々はどう
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