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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と期末試験編
NO.056 期末試験 考察と二回戦目
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です」
「ふむ。まだ少し甘いところはあるけど及第点だね。これからも精進しな」
「はい。ありがとうございます」

そんな時だった。

『二回戦をもうすぐ開始いたします。蛙吹梅雨と常闇踏陰の両名は移動を開始してください』

そんなアナウンスが聞こえてきたために、

「出久ちゃん、あなたの考察……とてもためになったわ」
「ああ。よく考え行動する事を心がけよう」

そんな感じで二人は二回戦の場所へと向かっていった。

「…………今度は蛙吹に常闇か。八百万に緑谷はエクトプラズム先生についてはなにか対策はあるのか……?」
「うーん……それなんだけど、エクトプラズム先生の個性はそんなに把握できていないから、梅雨ちゃんと常闇君の二人が冷静に対処できるかがカギになってくると思うんだ」
「わたくしも緑谷さんと同意見ですわ。蛙吹さんと常闇さんはサポート能力に優れていますからまずは同じく逃げの一手を選択した方が無難だと思います」
「なるほどな……」

二人の意見に轟はとりあえず頷いた。
と、同時にこういう時の出久と八百万の状況分析能力は下手したらここの誰よりも高いのではないかと思わず舌を巻く思いであった。
出久に関しても、轟的には癪だが爆豪との仲も改善できている為に余計な雑念が入ってこない環境で、余計そういう能力が際立っている感じだと思っていた。





蛙吹と常闇の二人はショッピングモール内の様な場所がスタート地点となっていた。
そんな場所で待っていたエクトプラズム。

「ソレデハ……始メサセテ貰オウカ」

片言の様な独特な喋りに二人は警戒しながらも、

『第二回戦、スターーーーート!!』

始まりのゴングが鳴り響き、その瞬間突如として二人の周りにたくさんのエクトプラズムの姿が出現する。
エクトプラズムの個性は『分身』。
よって、複数で二人を包囲しようという事だろう。
常闇はそれを察知した瞬間に蛙吹を黒影(ダークシャドウ)にくわえさせて、

「蛙吹! 投げるぞ!!」
「ケロっ!!」

投げ飛ばされた蛙吹はすぐさま常闇にカエルの舌を伸ばし、キャッチして自分のところまで引き寄せる。
二人はこの狭いエリアの中ですぐさまに逃げる選択をしたのであった。
それを見ていた一同は、

「うまい! 梅雨ちゃんと常闇君はやっぱり逃げの選択をしたんだね」
「そりゃそうだなー。あんな狭い中で複数の敵を相手取るのはさすがにきついもんな」

出久の言葉に上鳴がそう答える。
そう、ただでさえ数が多いのに、それが同じような速度で迫ってくるのは多対戦闘向けである。
力量も分からない以上はまずは逃げの選択は最善である。
それに二人に襲い掛かってくるエクトプラズムは分身のために常闇の|黒影《ダークシャドウ
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