冒険の夜明け
EP2 基本と応用は相容れない
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でツタージャに急接近するピカチュウ。
「どこから来るんだ!」
「そのままアイアンテール!」
ツタージャの死角から技を叩き込むピカチュウ。
「修行の成果を見せてやれ!目覚めるパワー!」
ピカチュウは冷気の様なエネルギーを放つ。直撃したツタージャは今にも倒れそうだった。
「チッ!グラスミキサー!」
ツタージャは体勢を立て直して、グラスミキサーを放つ。ピカチュウは囚われた。
「所詮田舎者はこの程度か。やはり弱いな。口ほどにもない」
「まだだ!ピカチュウ、聞こえるか!?」
「ピカピー!!」声は届いているようだ。
「グラスミキサーの中で10万ボルトだ!」
電撃が発生した。
「何をやる気か分からないけど、後はそこのフカマルだけだ!田舎者の雑魚は、成長しても、雑魚のままなんだよ!」
「電気を足場にして、電光石火で登るんだ!!」
これは流石にサトシ以外のものはポカンとした。だが、それはすぐさま実行された。グラスミキサーの最上部から、ピカチュウが飛び出して来たのだ。
「何!?こんなの、基本じゃない!」
叫び、取り乱すシューティー。
「回転しながらアイアンテール!」
「チュー、ピッカァ!」
「ポカブ、ニトロチャージでピカチュウを牽制だ」
「そうはさせるか!フカマル!」
ポカブのいた所の下から、フカマルが攻撃して来た。穴を掘るが決まったのである。
「クソ!フカマルがいないと思ったら……そう言う事か!地面に紛れ込んで……隙を見ていたのかよ」
「正解だぜ!フカマル、最大パワーで流星群だ!」
ドラゴンタイプ最強技を放つフカマル。流星を空に上げ、ある程度の高さにまで来たら分裂して2匹に襲い掛かる。
「ドラゴン最強技!?基本、もう常識じゃない!!!ツタージャ、立て!立つんだ!」
だが、グロッキー寸前のツタージャは立つので精一杯だった。
「ニトロチャージで逃げろ!逃げても無理なら、流星を駆け上れ!」
一方のトウヤは取り乱しているシューティーを尻目に、ポカブに指示を出した。結果、碌に指示の無かったツタージャは、流星群の直撃を受ける事となった。
しかしポカブは、時に逃げ、時に流星を駆け上るという形で攻撃をやり過ごした。
流星群の攻撃により、ツタージャは戦闘不能となった。
「ああ!ツタージャ!」
ツタージャの戦闘不能に、そしてまさかの自分が最初の脱落者になった事に対して、動揺を隠せないシューティーであった。
「今だピカチュウ!ボルテッカー!」
流星群をやり過ごして安堵していたポカブの背後を取ったピカチュウ。
【無駄ァ!】最初の一撃を叩き込むピカチュウ。
【早過ぎる!】ポカブが呟い
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