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ヒロシ:「先ず、15年前の発光体爆発が
起こった時に見られた赤い閃光ですが、
調査の結果ポケモンをボールに
戻す際に見られる光と全く同一の
ものだと言う事がわかりました」
マツノ:「それは本当か!?なら、
私の憶測は当たっていたという事か、、」
ヒロシ:「マツノさんは
チームSWATをご存知ですか?」
マツノ:「チームSWAT?」
ヒロシ:「15年前、オーキド博士が
主体となって結成された
波動研究チームです。その構成は
各地から集まった博士や波動使いが
ほとんどで、ポケモン消滅事件が
起こる前に活動をしていたみたいなんです」
ヒロシは以前みんなで
オーキド研究所に潜入した時に
持ってきたチームSWATの調査ファイルと
写真を取り出し、マツノに見せた。
写真には各地から集まった博士や波動使い、
研究員の男女の姿が写し出されていた。
マツノ:「これは、、」
ヒロシ:「マツノさんも事件前は
波動を研究していたんですよね?
誰かご存知の方はいらっしゃいませんか?
同じく波動を調査していたマツノさんなら、
声がかかったりしませんてしたか?」
マツノ:「うーむ、博士面々は知っているが、
他は見覚えがないな、、それに私は個人で
調査していた身。専門家で無い以上、
このような集まりに声がかかる事は無いよ」
ヒロシ:「そうですか、、」
マツノ:「しかし驚いた、、。
私以外に波動に着目していた人達が
いたとは、、。それも、かの有名な
オーキド博士達だったとはな」
ヒロシ:「そうですね、、。ただ、
おかしいと思いませんか?マツノさん」
マツノ:「む?、、おかしいとは何がだい?」
ヒロシ:「オーキド博士達の発表は、
表で発表される事が無かった。
博士達が目的として掲げていたのは
波動を解明してポケモンと人の関係を
良い方向へ導き、ポケモンを使った
悪用を防ぐというもの。これが
世間に発表されないと言うのがどうしても
腑に落ちなくて、、」
マツノ:「それはきっと、あの事件が
きっかけだろうな、、。あの消滅事件さえ
なければ、オーキド博士達の発表は
世間に大反響を及ぼしたに違いない。
こればかりはタイミングが悪かったと
思うしかない」
ヒロシ:「タイミングか、、そうですね。
ただ、俺がおかしいと思ったのは
オーキド博士達が発表出来なかった事ではなく、
チームを結成した事自体が世間で
話題にならなかった事です」
マツノ:「チーム結成が話題に?」
ヒロシ:「はい。もしオーキド博士が
ポケモンの調査に関して新たな
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