02.生前手記
生前手記‐七星宙‐
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れていた
リビングに案内されて、カチコチに緊張していた私に貴方はホットミルクを出してくれた
それからしばらく話し込んで、テレビを見てゆっくり過ごしていた
時間も遅くなってきたから、帰ろうと立ち上がれば貴方はそれを阻止して
「………泊まっていかないのか?」
って、言うものだから
そのまま泊まることにした
お風呂に入って、濡れた髪を乾かして、次に入った貴方もお風呂から出てきた
髪の毛が水に濡れて、その、とても雰囲気があるというか…
貴方も髪の毛を乾かした後、夜も遅いし寝ようと思っていたら貴方は私をベッドに押し倒して
「寝かせないからな?」
だって
思い出すだけでもう、頬が火照っちゃって字も汚い
私は本当に、幸せな人だな
12月7日
貴方の恋人になってから、四ヶ月が経った
琴葉さんはいつも部屋から抜け出し、執務室に私と貴方を残してどこかへ行ってしまう。
仕事中は、今まで通り先輩と後輩の関係
でも、お互いの家に行ったり来たりして、琴葉さんが仕組んだため、ほぼ毎回重なる休日には二人で行きたい所に行って
全部がとても、幸せなの
だから、こんな日がずっと続いたらいいのにって思うんだけど
でも、お互いに黒猫にいるため、何時どこで死ぬかわからない
明日、殺されてしまうかもしれないのに
それでも、今だけは貴方と二人で生きていたいな、なんて
琴葉さんに相談したらなんと言われるだろうか。
またいつものようにこっそりと動画を撮りつつ、相談相手になってくれるのだろうか。
補佐なのに、こっちが頼ってばっかだなぁ。
一度、琴葉さんに相談してみようと思った。
2月14日
今日は、貴方と一緒に出張に行く日
本当は、私は本部で留守だったけれど琴葉さんのご好意で一緒に行ける事になった
貴方と一緒に行けてとても幸せ
でも、今回の長期任務はかなり危険で正直貴方もいつ死ぬかわからないらしい
そのせいで、貴方と初めて喧嘩してしまった
貴方はそんな危険な場所に私を連れて行きたくないと、言ってくれた
でも私は、貴方と一緒にならどこでも行くと言ったから
貴方が私の事を心配して言ってくれたのはわかってる、でもね
わたしは、あなたが、…
あなたが、私 のい ないと ころで
しん、でほしく ないから……………
あんなに、怒鳴らなくても い、いじゃんか
このページは黒い文字が所々滲んでいた
4月1日
今日、今から久々に出張先で外に出る任務に同行する
結局、貴方の意見を踏みにじって来てしまった
貴方は、始めはかなり怒っていたけど段々冷めて、私を必死に守ろうと尽くしてくれた
出張先でも、本部にいた頃と変わらず仲良くできている
今から行く任務は、私が出される程人材が不足しているらしく、敵の数があまりにも多いらしい
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