ペルソナ3
2077話
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ね。その為に、アクセルをわざわざ呼び出したんだから」
俺の言葉にレモンが頷くのを確認すると、そのまま空中に浮いてミロンガ改のコックピットに入る。
そうして機体を起動させると、PS装甲の起動も映像モニタに映し出された。
もっとも新型のPS装甲だから、色は変わっていないが。
「よし、じゃあ軽く動かしてみるから、離れていてくれ」
外部スピーカーでそう言うと、俺はミロンガ改をテスラ・ドライブで空中に浮かべる。
へぇ……機体重量の違いは、この時点でも結構感じる。
重量が重ければ、当然それを動かすにも相応のエネルギーを必要とするし、また動かす速度も鈍重となる。
だが、ガンダニュウム合金と新型のPS装甲、グラビコン・システムの効果によって、明らかに機体の機敏さが実感出来るのだ。
そのまま機体を動かすと、操縦性の違いに少し戸惑うが、それでも数分もすれば慣れてくる。
元々ミロンガというのは、装甲を犠牲にしてまで運動性や機動性を重視して開発された機体だ。
それこそ、どんな攻撃も当たらなければ全く問題はないというのを地でいく機体。
そんなミロンガをベースにしているからこそ、ガンダニュウム合金やPS装甲を使うというのは、ベストマッチなのだろう。
それでいながら運動性や機動性も上がってるのだから、文句の付けようがない。
「レモン、マリュー、機体の感覚は大分理解した。次はメギロートを出してみてくれ。手加減はいらない」
『いいけど……気をつけてよ? まぁ、アクセルの場合なら、機体が破壊されても怪我はしないんでしょうけど』
マリューがそう返してくる。
「俺が、メギロートにやられるとでも?」
メギロートがガンダニュウム合金やPS装甲で出来ていれば、話は別かもしれないが。
『でしょうね。……じゃあ、行くわよ?』
その言葉と共に、6機のメギロートが空中に上がってくる。
6機、か。まぁ、ミロンガ改の性能を確認するって意味だと丁度いい的だな。
そんな風に考えていると、6機のメギロートはそれぞれ左右前後上下に分かれてミロンガ改に襲い掛かってくる。
まずは様子見ということなのか、6機のメギロートから放たれたのはサークル・レーザー。
丸い形のレーザーは、ミロンガ改を狙ってそれぞれが放っているが……それでいながら、俺を軸として反対側にいるメギロートに命中しないような軌道なのはメギロートのAIの優秀さ故だろう。
おまけに広範囲に攻撃をするのであれば、こっちは攻撃を回避するのも難しくなる。だが……
「まだ、甘い!」
ガンダニュウム合金やグラビコン・システムによって軽くなったミロンガ改は、サークル・レーザーの隙間、ほんの少しの隙間を縫うように移動して抜け出す。
そうして抜
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