ペルソナ3
2077話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もその性能は変わらないわ。電磁波を吸収する事によって可能になる軽度のステルスの方はPS装甲の影響かなくなってしまったけど、ビームの威力も上がって……水中でも地上や宇宙並とまではいかないけど、それでもそれなりのビーム攻撃が可能になっているわ」
「……それは正直助かるな」
シャドウミラーが使っているビームの欠点に、水中で使えないというのがある。
だが、水中でもビーム兵器が使えるのであれば、それはかなり大きな利点になるのは間違いない。
「でしょう? 普通に使うビームの威力も上がってるわよ。テスラ・ドライブもフィリオが改修した物が使われているわ。ただ、エナジーウィングとS-11ミサイルの方は以前と変わらないけど」
「それでも十分に満足出来るよ。機体重量が軽くなるという事は、それだけ運動性や反応速度とかもマシになるんだろうし」
「……まぁ、どんなに機体の反応速度を上げても、T-LINKシステムには及ばないんだけどね」
そう言葉を挟んできたのは、マリューだ。
マリューもまた、T-LINKシステムについてはレモンから習っていたり、自分なりに勉強したりしているらしい。
だが、それだけにT-LINKシステムの優秀さが理解出来てしまうのだろう。
だからこそET-LINKシステムという、念動力を持っていない者であっても使えるような簡易的なT-LINKシステムを開発中なのだろうが。
「取りあえず、新型のPS装甲とガンダニュウム合金の相性はかなりいいわ。他の世界に存在する稀少な素材の類を使わなくても完成出来たしね」
俺の恋人達の中では、幾分か大人しい性格をしている――包容力があるという表現が正しいのか――マリューだが、そのマリューがこれだけ言うのだから、新型のPS装甲の性能は十分なのだろう。
「本当なら、ラミネート装甲の効果をPS装甲に組み込みたかったんだけど。こっちは、まだまだ先の話になりそうよ」
ラミネート装甲……アークエンジェルに使われていた装甲だな。
PS装甲が物理攻撃を一定の威力まで無効化するのに対して、ラミネート装甲は対ビーム用の装甲だ。
ビーム攻撃を受けても、そのエネルギーを熱に変換して装甲全体に拡散してビームをも無効化するという能力を持つ。
まぁ、そのエネルギーの拡散の廃熱が追いつかなくなれば、ダメージを受けるのだが。
ちなみに物理攻撃を無効化するPS装甲だが、ジェネシスのような巨大さがあればビームを無効化することが出来る。
これは装甲出力の差らしい。
つまり、動力炉とかが強力ならビームも無効化出来るのか?
動力炉の強力さという意味では、正直なところニーズヘッグ以上の代物はそうないと思うんだが。
「取りあえず完成してみたというのなら、乗ってみるとするよ」
「そう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ