猫娘と期末試験編
NO.055 期末試験、開始
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たけどね。我々教師陣も君達を本気で叩き潰していく気だからね?」
そう切島と砂藤の二人に話しかけるセメントスはいつにも増して威圧感があった。
「おぉ!? なんかいつもと違うぞ!? 砂藤、本気で行くぞ!」
「おーよ!!」
切島の呼びかけに砂藤は懐から砂糖を出して一気に口に入れてパワーを増強させて構える。
「…………そうそう。君達の傾向だけどね、消耗戦に極端に弱いところだ。いいかい? 戦闘ってのはいかに自分に有利なところを発揮できるかだよ」
『スターーーーート!!』
というボイスとともに、二人はセメントスに向かって走り出す。
だが、セメントスは慌てずに地面に手をついて個性であるセメントを操る力で二人を一気にセメントの壁で包囲した。
「こんなもの!」
「破壊するぜ!」
二人はセメントの壁を破壊しようとするが、
「さっきも言ったよね? もう、君達は僕の有利なステージの術中に嵌まっているって事を………」
それからセメントスは二人の行動範囲をどんどんと狭めていき、最後にはセメントの波で二人を一気に行動不能にしてしまった。
『切島・砂藤ペア、戦闘不能によってセメントスの勝利』
無情な宣告とともにいきなり演習試験一回戦目は敗退してしまって見ていた出久達は、
「本当に本気で潰しに来ている……」
「こ、こわー……」
いきなりの失格に、全員は戦慄するとともに、同時に勝って見せると意気込みを燃えさせていたのであった。
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