猫娘と期末試験編
NO.055 期末試験、開始
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
すね?」
「わかった。なにやら私対策でも立てているようだが、ヴィラン役としてこちらも本気で行かせてもらうぜ、お二人さん」
「かかってこいや!」
と、もう意識は演習に向かっていた。
だが、他の生徒はそこまで行っていないために、
「うおっ……一回戦目からかよ。切島、頼んだぜ?」
「おう。でもやっぱり緑谷と爆豪の予想した通りの展開になったな……」
「そうなのか……? 切島君?」
「おうよ。休日に爆豪の家で三人で勉強がてらに演習内容の予想をしていたんだがな……ここまで当たるなんてさすが優秀組の二人だぜ」
「そうなの。出久ちゃん、爆豪ちゃんもすごいのね。そこまで仲良くなったのも含めて」
「良い事ではあるな」
「うんうん。私もいいと思うよ!」
と、盛り上がっている一方で、
「うわー……ミッドナイトとか。戦い難そう……」
「そう言うなよ瀬呂! こういう時こそな展開だろ!? 運良ければラッキータッチもありえんだぜ!?」
と、やり難そうな顔をする瀬呂と、もうやる気全開の峰田がすでに盛り上がっていた。
そんな会話に気づいたミッドナイトが二人に流し目をしていて、瀬呂は思わず怯えて、逆に峰田は興奮していた。
「校長先生って、どう戦うんだ……?」
「見た目だけじゃ分からないものなのかもね?」
見た目だけなら弱そうではある校長に、上鳴と芦戸は少し安心しているのだが、この後に地獄を見る事になるとは想像もできないであろう。
そして他の一同もそれぞれの対戦する先生達の能力をペアとなって話し合っていた。
そこにオールマイトが一同に向けて試験内容を話していく。
「では試験内容だが、まず制限時間は30分だ。この限られた時間の中で君達はこの……ハンドカフスを先生達にうまく掛けて行動不能にするか、ペアのどちらか一人がステージから脱出するが条件だ。
だが、そう簡単に脱出などはいかないと思っておいてくれ。
でもね、それだと君達には不利になっちゃうから先生の方はこの超圧縮重りをつけるからハンデと言う事になる。
逃げるか立ち向かうかの判断は各々で決めるんだ。考える事もヒーローとして大事な事だからね。みんなの健闘を祈るよ!」
オールマイトの説明に全員は一応は納得の表情をする。
その中で出久、轟、飯田の三名は保須市での一件も踏まえて色々と考えていた。
そして、そのまま時間は過ぎて行ってさっそく第一回戦が始まろうとしていた。
セメントスと切島・砂藤ペアが町の中のエリアへと移動していく中で出久達はその光景をリカバリーガールの出張保健所があるモニター室で見学をしていた。
切島と砂藤はすでに戦う準備は整っていたためにいつでもいけるという感じであった。
「それじゃ試験を始めて行くよ、二人とも。それと……言い忘れてい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ