第一章 護れなかった少年
第三十一話 悪夢の始まり
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「何故に僕が買い出し係なのだろうか .......」
答え、ジャンケンで負けたから。全員パーで僕一人グーという漫画のような負け方をした。なぜだ。
ちなみに買い出しは主にポーション等。
実は今日、元々みんなで最前線である 32層迷宮区に始めて挑むつもりだったのだが、何故か急に誰か一人が買い物に行くことになり勢いに負け、そのままじゃんけんに移行し、そのまま負けて来ました。ハイ。
そうこう愚痴っているうちに道具屋についたのでそのままポーション類を買い漁る。
あ、転移結晶が安売りしてる。みんなの分も買いだめしとこ。
そう思いながら転移結晶を十数個を買ってストレージに。
日頃の倹約生活のおかげでお金はたっぷりとあるのでそこまで資金的には痛くない。
にしても、と思う。
(なんだろ......さっきから .......嫌な予感がどうしても拭えない。これは少し急いで行った方がいいかも ......)
そう思いながら道具屋から出る。
本当なら食材等も買っておきたかったが後回しで。
ー☆ー☆ー☆ー
圭介side
「ぃよっし!!じゃあ準備は出来てるか〜 !!」
「「「「「お〜 !!」」」」」
ハクが言った直後に全員で手を振り上げる。
勿論全員準備万端のサインだ。
「じゃあ、行くぞ。そろそろソラさんを安心させたいからな !!」
そう。今回の俺らの目的は俺らのための攻略を休んでくれてる蒼空に「俺らはもう大丈夫だ」と伝えることにある。
だからわざわざ危険な最前線まで出てきた。
そして、ここに超低確立でドロップすると言う、《トゥインクル・インゴット》をお礼として渡す、というのが安心させる方法。
今、すでにダンジョンの一歩手前にいるため、まぁ、結構危険ではあるが大丈夫だろう。
と、ハクが歩き出す。
そして全員が薄暗いダンジョンの中に入った瞬間。
「......え?」
ハクのHPが真っ白になり、消滅した。
全員が全員、瞬時に判断するどころか驚きで固まってしまう。
次の瞬間。
「うぉっ」
ブライのお腹の部分から細長い何かが突き出る。
「ブライ!!」
そう言ってブライに駆け寄って行ったセンだったが、次の瞬間、その首が飛んだ。
それと同時にブライの HPが消え、四散する。
と、細長い何かを持っていた人影が現れる ......いや、 刺突剣か ??あれは。
瞬間、何処からか飛来した、何かが、俺とアンスに突き刺さる。
「「うぁぁぁぁぁああ !?!?」」
二人同時に悲鳴を上げると同時に HPバーの上にアイコンが出る
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