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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
16.人間誰しも戦わなければない時がある
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らないならキーマンとなるのは狙撃手、スナイパーの存在だろう。その点太刀川隊は難しいところだな』
『そうだな、太刀川隊にはスナイパーがいない。出水が落とされたら。太刀川さん一人を嵐山隊と比企谷隊で落とす、何て展開もあり得なくもない』
『奈良坂君もありがとうございます。それだけ、個人総合一位は半端ないってことだね。おっと、ここでステージが決まりました。市街地C!』
『今回のステージ指定の権利は嵐山隊にあったわけだけど妥当だろうな。ここは住宅街も階段状になっているからスナイパー有利だからな』
一方、比企谷隊隊室。
「お兄ちゃん。いい加減諦めなよ」
「ヤダー!死にたくない!」
小町、羽交い絞めを辞めろ!総司に雪ノ下!その獲物を見つけたのような獣の目をやめろ!
誰が、
誰が好き好んでヒステリアモードになんなきゃならんのよ。
『お兄ちゃんがバカにされたんですか?じゃあいつ成るの?今でしょっ!』って小町が言った言い出したのがきっかけだ。ネタが古いぞ小町、ってそうじゃない。
「でも、小町さんの言う通りよ。あんなに言われたのに悔ししくないのかしら?」
「あながち間違ってねーだろ」
「そりゃあ、八幡さんが人間やめているからであってですね」
おい。それどういう意味だ。
「それに相手は太刀川さんですよ。ヒスってない八幡さん以外どうしようもないじゃないですか」
……たしかに一理ある。あの人とやりあえるなんて迅さんくらいだろう。
「まあ、わからなくもない」
「というわけで、そぉい!」
「ってうお!」
小町に思いっきりそい投げで投げられた。背中クッソ痛ぇ。
「せい!」
痛って!しかもなんか殴られた。ってあれ〜?おかしいぞ〜。体が動かない。
「今の一撃はダメージを狙ったものではない。十秒足らずだが手足を麻痺させるツボをついた」
お前なんでそんなの知ってんの。
「小町はね。こうしてロープ最上段のニードロップを決めてきたんだよ」
お前は何を言ってるんだ。
「総司お義姉ちゃん!今だよ!」
え?何を?ニードロップ?
思わず目を瞑った俺は悪くはないだろう。
ズキュウウウウウウン!
「む!?」
唇に柔らかい感覚が伝わった。んでもって目の前に総司の顔がドアップで写っていた。
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ。
舌で口の中を蹂躙される。小町め。お前のツボでまともに舌すら動きやしねぇ。
無抵抗にただ血液の循環を感じることしかできなかった。
「……ぷはぁ」
「必要以上にやってくれてな。総司」
「フフン。ごちそうさまです」
総司の一挙一動が俺の血液を加速させた。末期だ
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