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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第260話 食後は運動を
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った。

 それを傍で見ていたユウキとラン。

「なんだかすっごいやる気満々だねー、領主さんたち。あっという間に皆集まってきたよー?」
「そうね。でも、戦うのであれば私達も負けてはいられないよ。ユウ」
「もっちろんだよ! スリーピングナイツの力見せるよー!」

 こちら側もやる気は十分。気力十分だ。回復アイテムも先の戦いで消耗はしていて 少々心許ない……が、これだけのメンバーがいればそこも心配なしだと言える。

 その横で苦笑いを浮かべるのはレイナ。そしてアスナも隣にいた。

「あ、あははは……。お姉ちゃん。きっとサクヤさん達ってさ……?」
「……うん。皆、立場もあるから最前線で攻略〜なんて中々できないと思うし」

 日頃の鬱憤を晴らす、と言った様子だ。

「つまりあれか。ストレス発散させる為に、と言った面が大きいと言う事だな」
「……ははは、リュウキ。ストレートだな」
「うん? 悪い事ではないだろう? オレもデスクワークが多いからか、身体を動かしたい時は動かしたい、と思う時だってある。気持ちはわかる」

 リュウキのストレートな言葉に苦笑いするキリト。

 領主たちの気持ちは、まさにその通り、的中であり ユージーンも部隊を纏めなければならない為、後先考えずに突っ込む! 何てことが出来ない。故に思う存分戦える事が嬉しくて仕方がないと言う事だ。



 そしてあっという間に部隊(レイド)を編成し、怒涛の勢いで28層の迷宮区を突破。



 そこで見た衝撃は、思いのほか大きい。
 
 それは、短期間で突破出来た事、それに高難易度の筈なのに、殆どダメージを受けていない事、そして何より大きかったのが……。


『きゃあっ! くっ……!!』
『サクヤちゃん!?』
『オレが時間を稼ぐ! いったん下がれ!!』
『すまない、任せた!』
『二人とも、回復するよ!!』

『よし、大丈夫だ。スイッチだ、ユージーン!!』
『応ッッ!!』



 まさに阿吽の呼吸。
 長らく共に戦ってきた仲間達……、スリーピングナイツの皆のソレと全く引けを取らないどころか、注目を集める程の見事なチームワークを魅せるのが、各種族のトップたち。

『うっひゃーー、すっごいなぁ』
『うん。凄い連携……。私達も負けてられないよ、ユウ』
『もっちろんだよ! それに仲の良さなら負けないもんねーー!』


 俄然やる気が上がる面々の中で―――ただ、驚きを隠せられないのが、領主たち(みんな)を知る者達だ。


『え、えーーと……うん?』
『確か、敵同士……だったと思うんだけど………。サクヤさんとアリシャさんは兎も角……』
『息が合い過ぎ』
『色々と通じる所があるって事かしらね………。あ、今の
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