ペルソナ3
2076話
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そのものを、バルジやリーブラ程ではないにしろ、ある程度の要塞機能を持たせたいという思いもある。
そう考えると、一番手が掛かるのはジェネシスだろうな。
まず、機動要塞の核となる、ジェネシスに接続する要塞の本体部分をどこからか持ってくる必要があるし。
普通に考えれば、これもガンダニュウム合金で製造するのが最良なんだが……今の状況を考えると、当然難しい。
というか、今ですらデュオ達はかなり忙しいらしいのを考えると、これ以上無茶を言うのもちょっとな。
最悪、ガンダムで抗議運動とかされそうだし。
……デュオの場合、ありそうで怖いんだよな。
俺はそんな風に考えつつ、アカツキを伴ってその場を離れる。
これから火星の近くでそのような大規模な作業を行う以上、ホワイトスターからは次々と人やら物資やらがやって来るのは当然だ。
まぁ、その殆どがバッタとかメギロートとかの無人機なのだが。
ともあれ、そうしてやってくる以上、このままここにいると邪魔だというのは間違いない。
そうしてゲートの管理を任されている量産型Wに次の人材やら物資やらを送ってくるように言うと、俺とアカツキはゲートを中心に建造された基地の、部屋の中に入る。
こうしてわざわざネルガルの会長としてアカツキが来た以上、こっちもそのままって訳にはいかないだろうし。
これが、ネルガル会長ではなくアカツキ・ナガレとしてやって来たのなら、こっちも適当に相手をして放り出せばいいんだが。
「それで、木蓮との関係はどうなっている? 最近はヒサゴプランとかいうのをやってるらしいが」
「ああ、ボソンジャンプの研究ね。アキト君やユリカ君が時々協力してくれているから、順調だよ」
「……あの2人が?」
空間倉庫から取り出した缶の紅茶を放り投げながらアカツキに尋ねると、予想外の言葉が返ってきた。
俺が知ってる限りだと、あの2人は今は軍やらネルガルやらを離れてラーメン屋をやっているって聞いていたんが。
最初はユリカの父親にユリカとの仲を認めて貰う為に、ラーメン勝負をして、そこから屋台に、そして屋台のラーメンが有名になったのをネルガルが貸店舗という形でラーメン店を開いたらしい。
トカゲ戦争で大活躍をしたナデシコの艦長とエースパイロット――少なくても世間ではそういう扱いになっている――の戦後の待遇としては、正直どうかと思わないでもないが……
ただまぁ、俺に入ってきている情報によれば、本人達は十分に満足しているって話だし、それはそれでいいんだろう。
もっとも、アカツキの話から考えると、ヒサゴプランにも協力して貰っているらしいが。
何だかんだとしたたかなアカツキの性格を考えると、多分最初からヒサゴプランに協力させるのを目的の1つとして、ラーメン店の店舗を貸すような形に
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