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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第36話 奪われた聖剣、予想だにしなかった再会
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ど、急に体をビクンとさせて顔を赤くしてしまった。
「ど、どうしたの?イッセー君?」
「か、体に何か感触が……ひえっ!誰かが触っているぞ!」
「も、もしかして小猫ちゃんですか?」
アーシアさんが小猫ちゃんの名を言うが小猫ちゃんは反応しない。でもイッセー君は触られている感じがするらしいし姿が消えている小猫ちゃんが何かをしているとしか思えないんだけど何をしているんだろう?
「ふふ、顔を真っ赤にする先輩、とっても可愛いです」
「や、やっぱり小猫ちゃんか!?何をやっているんだよ、人前でこんな……あひっ!?」
「私の姿は見えないんですから何をされているのか何て分かりませんよ。それに恥ずかしいんだったら先輩も消えてしまえばいいんです」
白いリングがフワリと浮いてイッセー君の腕にはまった、するとイッセー君の姿も消えてしまった。恐らく姿の見えない小猫ちゃんがリングを持ってイッセー君の腕にはめたんだろう。
「ほら、これで恥ずかしくないですよ。もっと触っちゃいますね?」
「うひっ!?や、やめろって……流石に、うお!?お、怒るぞ、あうっ!?」
「そんな可愛い声を出していたら全然怖くないですよ?ほら、もっと可愛らしい声を聞かせてください」
な、なにをしているんだろう……姿が見えない分変に意識しちゃうよ……
それからしばらくして小猫ちゃんとイッセー君がリングを外したから二人の姿が見えるようになったんだけど……
「ふふ、いい気分です?」
「……」
妙にツヤツヤした小猫ちゃんと服装が乱れて顔にキスマークがついたイッセー君を見て僕たちは何とも言えない気分になっていた。ゼノヴィアさんはアーシアさんの目を隠しながら凝視しているし、イリナさんもキャーと言いながら顔を両手で隠している。
「だ、大丈夫かい?イッセー君……?」
「……ああ」
「その、なにされたの?」
「……今は何も聞かないでくれ」
「う、うん、分かったよ……」
その後僕たちは落ち込むイッセー君を慰めて街の見回りに向かった。
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