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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第36話 奪われた聖剣、予想だにしなかった再会
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 独断だって?組織の意向に逆らう気なのか?


「どうして独断で私たちに接触したの?そんなことをしたら貴方たちが罰を受けることになるのよ?」
「二人だけでコカビエルをどうにかできると思っているほどうぬぼれてはいない、少しでも任務の成功率を上げるためにこうすべきだと判断した。何より今回の事件はこちらの落ち度でありながらそれを隠して無断でこの地に足を踏み入れている、下手をすれば悪魔とも敵対することになってしまうと思いこうやって接触したという訳だ」
「……貴方たちの思いは良く分かったわ。この町を守る為に私たちも協力させてもらうわ」
「感謝する」


 どうやら話は纏まったみたいだな。


「イッセー、本来あなたは何も関係ない一般人だけど今回の事件はかなり危険なものになるわ。だから……」
「力を貸してほしいって言いたいんでしょう?勿論協力しますよ、この町に住む者としてね」
「ありがとう、イッセー」


 リアスさんはニコッと微笑みながら俺に礼を言った、そして真剣な表情を浮かべてオカルト研究部の皆に指示を出した。


「祐斗、小猫。あなたたちはイッセーと協力してこの町の見回りをしなさい、万が一コカビエルを発見しても直接戦闘はしないで直に私に知らせる事。それと明日から学校は休んでもいいから今日は夜間も見回りを続けて頂戴」
「「了解しました!」」
「朱乃、あなたはこのことをソーナ達に知らせてちょうだい、彼女たちにも協力してもらうわ。唯イッセーの事は伏せておいてね」
「ふふ、勿論ですわ。それでは行ってきます」


 朱乃さんはそう言うと部室を出ていった。


「あなたたちはどうするの?」
「私たちも兵藤一誠についていこう、この町の地理は知らないので一緒に行動した方がいい」
「それでいいかしら、兵藤君?」
「……ああ、俺は構わないぜ、よろしくな」


 指示を受けた俺たちは早速行動しようとしたが、俺だけリアスさんに呼び止められたので他の皆を外に出してリアスさんと二人きりになった。


「イッセー、祐斗の事なんだけど……」
「祐斗がどうかしたんですか?そういえばさっきから思いつめた表情を浮かべていたので気にはしていたんですがもしかして聖剣に何か関係があるんですか?」
「流石に鋭いわね、その通りよ。あの子は過去に色々あって聖剣を憎んでいるの。流石に何があったのかはあの子の許可無しでは話せないわ、あなただったら祐斗から話すと思うけど今はこのくらいしか言えないの。ごめんなさい」


 祐斗の様子から何かあるとは思っていたが結構な因縁がありそうだ。聞いてみたい気もするが自分の知られたくない過去を勝手に話されるのは嫌だろう、あいつが話してくれるまで待つことにしよう。


「分かりまし
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