暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第36話 奪われた聖剣、予想だにしなかった再会
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「襲撃に合った際、生き残った者がそう発言した。間違いないだろう」
コカビエルか、名前は知っているが実際に会った事は無いな。ドライグ、そいつは強いのか?
『コカビエルは堕天使の中でもかなりの強さを持っている、しかも戦闘狂だ。今回の事件も大方戦争を起こしたいからおこなったのではないか?』
脳内でドライグがそう説明してくれた。しかし面倒くさい奴だ、戦争がしたいなら一人で戦っていればいい、それなのに何の関係もない一般人が住むこの町を巻き込もうとするとはな。
「堕天使側には確認したの?もしかしたらコカビエルの独断の可能性もあるわ」
「……確認はしていない」
「……えっ?」
「確認はしていないんだ。教会の上層部は今回の事件を隠したがっている。エクスカリバーを奪われたなどと教徒たちに知られれば大きな責任を払わなくてはならなくなる、だから秘密裏に解決したいんだ。このことはごく一部しか知らされていない、襲撃に会った際もエクスカリバーを守り今は隠していると発表している」
「ふ、ふざけているの!?一歩間違えれば戦争になりかねない状況なのよ!自分たちの保身の方が大事だと言うの!?」
リアスさんは怒りを露わにするが無理もないだろう、本来ならこのことを堕天使側にも話して確認を取らなくてはならない。
もし堕天使側が指示したことならそれに対してどう行動しなければならないか考えなけらえばならない、だが堕天使側が知らなければ今回の事件はコカビエルの独断と分かるのでトップが何らかの責任を取ることになるだろうが戦争になる可能性は低くなる。
まあ堕天使側に嘘をつかれたらどうしようもないが上がすることといえばまずは状況の確認だろう。なのにそれすらしないで秘密裏に処理しようとしているらしい、まったく人間らしくて感心するぜ。
「教会の上層部はコカビエルが逃げた先を調べ上げ、それがこの町だと分かった。既に何人ものエクソシストがこの町に入り込んでいるが全員が通信を途絶えている、恐らく始末されたんだろう」
「……最近怪しい神父がこの町に入り込んでいると報告はあったから警戒はしていたけど、まさかコカビエルが関係していたなんて思いもしなかったわ」
リアスさんはまさか聖書に名を残すような大物がこの町に入り込んでいたとは思っていなかったようで大きな動揺を見せている、まあこればかりは俺も同意だ。
「それで私たちが今回魔王の妹であるあなたの元を訪ねたのは、事件解決の為に協力を要請したいからだ」
「協力?勿論この町を管理する者として協力するけど、それは教会上層部の判断なの?確か秘密裏に処理したがっているんでしょう?」
「いや本部からは私達二人でエクスカリバーを奪還しろと言われている、だからこれは私とイリナの独断だ
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