暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第36話 奪われた聖剣、予想だにしなかった再会
[4/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
好は……!?ピッチピチじゃねえか!?)


 フードの下は身体のラインがくっきりと浮かぶくらいのピッチピチの黒いスーツだった。なんだ、あのエロい恰好は!?まさか教会っていうのはああいうのが趣味なのか!?
 俺が教会の使いである女性の恰好に驚いていると、女性はアーシアの元に行きアーシアを抱きしめた。


「アーシア!ああ、本当に君なのだな!」
「ゼ、ゼノヴィアさん、苦しいです〜」
「あ、すまない。だがどうしても喜びが抑えきれなかったんだ、あの時君に助けてもらっておきながら私は何もしてやれなかった、君が追放されたと知った時はもう会えないと思っていたがまさかこの地で君に会えるなんて……これも主の導きだな」
「ゼノヴィアさん……ご心配をおかけしてごめんなさい」
「いいんだ、こうしてまた会えたんだから」


 ……良かったな、アーシア。


「ゼノヴィア、その子があなたが昔お世話になったっていう子なの?」
「ああ、この子がアーシア・アルジェント。かつて聖女と言われていた子だ。それにしても教会の上層部の奴らめ、悪魔を治しただけでアーシアを魔女にして追放するとは……シスター・グリゼルダの言う通り堅物ばかりだな」
「まあそれについては同意だけどあんまりそういう事は口に出さない方がいいわよ?ただでさえあなたって思った事をハッキリと言ってしまう性格なんだから」


 ふむ、どうやらこの二人は教会の上層部とやらに不信感を持っているようだな。教会の関係者と言うと神を信仰しすぎてそれ以外に盲目的になっているイメージがあったが勘違いのようだったな。


「えっと……話に入ってもいいか?」
「おや、そういえば君は誰だ?悪魔ではないようだが……」
「ゼノヴィアさん、この人は私を保護してくれたイッセーさんです」
「なんと、君がアーシアを助けてくれたのか。私はゼノヴィア、教会のエクソシストだ。アーシアを助けてくれたことを心から感謝している」
「兵藤一誠だ。気にすることは無いさ、アーシアには色々と助けてもらっているからな」
「そうか、アーシアはいい人物に助けられたようだな」


 ゼノヴィアか……中々いい奴だな、これは教会についての印象を変えた方が良さそうだ。


「……一誠?」
「うん?今俺を呼んだか?」


 ソファーに座っていたもう一人の教会の使いの人物がボソッと俺の名前を呟いたことが分かったので返事をする、すると俺の名を呟いた人物は慌てた様子で手を振った。


「あ、ごめんなさい!知り合いの名前に似ていたからつい……私も自己紹介しなくちゃね」


 声も女の子のものだし私と言ったからこの人も女性なんだろう、フードを被った女性は立ち上がると被っていたフードを取って素顔を曝した。栗色の髪をツインテール
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ