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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第36話 奪われた聖剣、予想だにしなかった再会
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を見るような目で俺を見ていた。俺は顔を赤くしながらペコリと頭を下げて再び席に座り桐生に顔を近づけて小声で文句を言った。


「おい、桐生!いきなり変な事を言うんじゃねえよ!」
「えー、だってアーシアもなんか熱の籠った視線を兵藤に送ってるしこれは何かあったんじゃないかと思わない方がおかしいじゃない」
「ぐっ……」


 確かに今日一日はアーシアに熱の籠った視線を送られていたがこいつ、それに気が付いていたのか……


「それで、実際はどうなのよ?」
「俺は何もしてないよ。確かにそういう雰囲気にはなったがその時俺は避妊具を持っていなかったんだ、欲望のままアーシアを傷つけるような事はしたくない」
「へ〜……やっぱ兵藤ってしっかりしてるね、今時の男女なんて大抵その場の雰囲気で流されちゃう事も多いけどあんたはアーシアを傷つけないように考えれるなんて偉いと思うわ」


 バシバシと背中を叩いてくる桐生だがまさか小猫ちゃんと朱乃さんもその場にいたとは思ってはいないだろう。だから褒められても正直複雑な気分だ。


「お二人とも、何を話しているのですか?」


 そこに外にある自動販売機にジュースを買いに行っていたアーシアが現れて会話に入ってきた。


「んっふっふ、アーシアの彼氏はしっかりしてるねって話してたの。アーシア、あんた、すっごい愛されているよ」
「ふええ!?イッセーさんが私を!?……そんな、嬉しいけど恥ずかしいですぅ……」


 いやんいやんと体をクネクネさせるアーシア、桐生の奴、純粋なアーシアで遊ぶなってのに……


「失礼します、イッセー先輩はいますか?」
「お、小猫ちゃんじゃないか」


 教室の後ろ側のドアが開いて小猫ちゃんが入ってきた、小猫ちゃんが現れるのを見たクラスメイト達は騒ぎ出した。


「イッセー先輩、まだ教室にいてくれたんですね」
「ああ、後少し経ったら家庭科室に向かおうと思っていたんだけどな」
「ちょうど良かったです、実は部長がイッセー先輩とアーシアさんを呼んでいまして……」
「リアスさんが?何か用事なのか?」
「ここではちょっと……」


 ふむ、小猫ちゃんが言いずらそうにしているという事はここでは話せない内容なんだろう。


「分かった、直に旧校舎に向かうよ」
「ありがとうございます、私は外で待っていますね」


 ペコリと頭を下げた小猫ちゃんが教室から出ていく、俺はアーシアを連れて旧校舎に向かった。










「すみません、イッセー先輩、アーシアさん。部活があったのに無理を言って付いてきてもらって」
「気にしなくていいさ、リアスさんが俺たちを呼んでいるって事は何かあったって事だろう?」
「私も詳しく
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