第45話
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午後6:10―――――
〜オルキスタワー・正面玄関〜
―――先程から続々とクロスベル帝国の有力者たちがタワーへと集まってきています。マクダエル元議長の姿も確認された事から、やはり今夜の晩餐会にはマクダエル元議長も招待され、参加なされるようです。あっ!あちらの方々はクロスベルの皆さんにとって馴染み深い”インフィニティ”のディオン三姉妹です!やはり”工匠特区”誕生の礎となった彼女達も―――――」
オルキスタワーの正面玄関でグレイスが中継をしている中リィン達はタワーのある一室で三帝国のVIP達と”六銃士”達との邂逅をしていた。
〜35F〜
「―――第U分校の諸君。わざわざの足労、大義。晩餐会の警備についてはこの後、説明させてもらうが……その前にエレボニアとエレボニアと縁があるクロスベル、メンフィルのVIP達、そしてせっかくの機会だから俺達”六銃士”の事を紹介させてもらおう。」
演習地に来ている第U分校の関係者全員が整列している中ヴァイスは第U分校の関係者達に労いの言葉をかけた後エレボニアとクロスベルのVIP達に視線を向けた。
「初めまして、諸君。帝都ヘイムダルを預かるカール・レーグニッツという者だ。リーヴスは帝都の近郊………今まで縁が無かったのは残念だが今回は良い機会といえるだろう。」
「イリーナ・ラインフォルト。お初にお目にかかるわね。ARCUSUにデアフリンガー号、機甲兵や各種設備などの面で間接的に付き合いがあるわね。レポートなども拝見しているし期待させてもらっているわ。」
(レーグニッツ知事………鉄血宰相の盟友と言われる人物か。)
(あれがアリサさんのお母さん……お祖父ちゃん達の知り合いらしいけど。)
レーグニッツ知事とイリーナ会長が自己紹介をするとクルトとティータはそれぞれ興味ありげな様子で二人を見つめた。
「―――初めまして、第U分校の皆様方。ヴァイスハイト皇帝陛下の側妃の一人で”四大名門”の”カイエン公爵家”の当主代理――――ユーディット・ド・カイエンと申します。内戦を勃発させた挙句、”七日戦役”の勃発も防がずエレボニアを衰退させた張本人の一人である父の娘であり、”四大名門”でありながらエレボニアにとっては色々と思う所があるクロスベルに新たなる忠誠を誓った私達に対して色々と思う所があるかもしれませんが………元祖国であったエレボニアの”新たなる風”となる皆様方にこのような形でお会いできた事、光栄に思っておりますわ。」
「ユーディットの妹のキュア・ド・カイエンです。今年の春に設立されたばかりの”サティア学院”の生徒会長を務めさせて頂いております。聞けば第U分校も今年の春に設立されたばかりとか。同じ設立されたばかりの学院同士、交流を
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