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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
理屈の上に成り立つ力
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となった。

「なっ・・・」

視界を取り戻した彼らが見たもの・・・それは目の前にいたはずの水の魔導士が跡形もなく消えているのだ。彼女がいたはずのその場所は真っ黒になり、何やら灰のようなものが落ちていた。

「ジュビア・・・おい・・・どこ行ったんだよ・・・」

このわずかな時間で何が起きたのかわからずアタフタすることしかできないグレイ。そんな彼にヨザイネはゆっくりと告げた。

「私の魔法であの子を消したわ。世界中全ての光を一人で受けたんだもの、形なんか残るわけない」

彼女の言葉を信じられないグレイたち。だが、彼女と仲の良かったメルディが崩れ落ちたことで、彼らはそれを受け入れざるを得ないことを察した。

「許さねぇ・・・俺は・・・」

大切な仲間・・・いや、それ以上の存在を消されたことで憤るグレイ。だが、その反応を彼女は待っていた。

「愚かなる民よ、天界より追放されたこの堕天使ヨザイネの(しもべ)となれ」

怒りに震えるグレイと目を合わせると、その目が一瞬輝いた。その瞬間、グレイの体がビクッと震える。

「よくもジュビアを・・・許さ―――」

グレイに続きリオンもヨザイネへと向かおうとした。だが、彼の動きは止められた。

「ガハッ!!」

吐血しうずくまるリオン。彼は腹部を押さえながら、滲み出てくる血液を必死に凍らせる。

「グレイ・・・これはどういうことだ・・・」

彼に攻撃を加えたのは隣にいた弟弟子。なぜ彼が自身を攻撃してきたのか見当もつかないリオンは混乱と怒りで彼を睨み付けた。

「さぁ、殺し合いなさい。血の繋がりを越えた仲間同士で」

リオン、メルディ、ルーシィへと向き合うグレイ。その目は白と黒が反転しており、何か異常が起きているのは明白だった。



















「私はお前、お前は私」

その頃エルザの前に降り立ったアイリーンはそう答えた。それが何を意味しているのかわからないエルザは真意を聞かざるを得なくなる。

「何を言っている」
「まぁそれは追々答えてやる。まずは・・・」

アイリーンの瞳に映る金髪の少女。見つけられてしまったメイビスは思わず冷や汗を流した。

「そなたを陛下の元に連れていかなくてはな」

メイビス一人にターゲットを絞り杖を向ける。そこから魔法を放ったが、それは彼女に当たる直前で突風により打ち消されてしまった。

「ここは私が引き受けます!!初代はここから離れて」

メイビスを守るようにウェンディが立ちふさがる。彼女の言葉を信じ、その場にいた仲間たちは全員のメイビスを連れて離れていく。

「私も戦おう。こいつの言葉の真意を確かめねばな」

ウェンディに加勢
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