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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第18話 行ってきます
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が――」

なんて手の早い弟子だろう。本当に師匠として鼻が高い、とレッドは心の中で呟いてから不敵な笑みを浮かべて目の前を見据えて返事をする。

「ああ、じゃあ行くか――”平行世界(エドラス)へ”」

彼の目指す先は彼も知らない領域――そして失われた記憶の手掛かりになることをまだ彼は知らない。
その記憶と、知ることになる真実をまだ知らないまま彼は往く。

だが、目指す先に闇はなく、小さな光が灯していることで彼は歩みを止まらない。

それは、きっと希望への道だと信じて―――










―――????


「ーーごめん…なさい…ごめんなさい」

白い世界で美しい人の形を持った美女は顔を両手で抑えながら、ただ謝罪の言葉を紡ぐ。

「ごめんなさい…ごめんなさい…!!」

彼女の謝罪は誰に対して、そして何の謝罪なのか

「ごめんなさい……ッ!!!!」




それは物語が進んだ先に、明かされるのであろう――。







〜妖精の尻尾所属の戦闘民族、原作開始前ストーリー。レッドの冒険譚の第1幕――FIN〜


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