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ので、妻や義母に助けを求めても笑顔でスルーされて手を振られた。
執行官たちに余裕で240サイズに梱包されて、佐川急便に偽装したトラックでハイエースされ拉致監禁。
どこかの山奥の水も電気も無いタコ部屋で外から施錠され、地層や遺跡調査の名目で予算が付いている穴掘りを、スコップの手彫りで自分の墓穴のような大穴を掘って、学者に軽く一瞥して貰っただけで自分で埋め戻すような作業を、延々繰り返させられる人生を送らされる。
もちろん逃げようとしたら、その穴に放り込まれて上から土を掛けられる。
それとも沖ノ鳥島とか硫黄島にでも監禁され、闇の仕置き人が犯罪者を死ぬまで閉じ込めておく刑務所に放り込まれ、身動きもできないような独房で、物凄い暑さの中、硫黄の匂いがする熱水を飲んで、地面から出る蒸気で蒸し焼きになるか、狂死するまで閉じ込められる。
「ほら、最近鍛えてるからキンニク付いてきたでしょ〜?」
「(付いてるって言って)ああ、キレてるキレてる、大胸筋が歩いてる」
「フトモモのバルクとカットも凄い凄い、音楽院にいるカラダじゃないね、やっぱ卒業したら日体大?」
「「「「「ギャハハハハハハ!」」」」」
もしかしてタコ部屋で働けなくなった後で、七たび国に報いて靖国にも具足ごと祭られて、軍神となっていた娘のお蔭で恩赦を受け、おくりびとのお父さんみたいに漁村で手伝い的な事をして生かして貰っていたのが、死んでから実名が判明して、第二の人生を開始していた響の所に連絡が来るかもしれない。
(怖え〜よ……)
国家機関がどれだけシンフォギア装者を大切にしているのかを、改めて思い知らされた司令だった。
先週はイチイバル装者クリス隊員保護のために抹殺される寸前だった自分の身を思って震えたが、今週は自分が始末されたりすると、翼を含めてシンフォギア装者全員で人類の敵になると教えられ、司令も防人の一族としてパイプ椅子の上でションベン漏らしそうになった。
「ビッキーのお父さんって、武道とかやってるんですか?」
「え? ああ」
それでなくとも、家で寝ていても毎晩「南極エルフちゃん28号」の自動人形が夜這いに来て、ひもを引っ張ったら鳴く人形みたいな怖い声で「パパ〜、怖い夢見たの〜、抱っこして一緒に寝て〜」とホザいたり、一晩中瞬きもしないで病み切った怖い顔をして司令の顔を見続けていたり、不動金縛りの術を食らっている間に活動用のエネルギーとして精気を吸われたり、息苦しくてトイレに行こうと目を覚ましても、上に乗っかっていて口から触手出して全身の穴から繋がろうとしていたり、トイレまで付いて来て「ナデナデしてシーシーして〜」と甘えて来たり、「モーするから後ろからフキフキして〜」などと傍若無人ぶりを発揮して、毎日何度も翼が廃棄しても、エル
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