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転生とらぶる
ペルソナ3
2075話
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、シャドウミラーというのは色々な意味で特殊な存在だ。
 マクロス世界を上回る技術力を持ち、その割には人数そのものは驚く程に少ない。
 ゴーストに類する無人機を多用するというのも、マクロス世界に似ていなくもない。
 余談だが、俺達がメギロートを多用しているのを知った、ゴースト派……無人機を戦力の中心とするべきと考えている者達の活動が活発化してるとか何とか。
 もっともシャロン・アップルの件もあって、その勢力はそこまで大きくはないようだが。
 ともあれ、ホワイトスターに来る許可を貰えなかった奴で、シャドウミラーの秘密を知りたいと思う者がいてもおかしくはない。
 そう思いつつも、取りあえずは試してみるかと判断し、コックピットを開けて宇宙空間に出る。
 当然ながら、現在の俺はパイロットスーツやEXギアの類を身につけている訳でもなく、生身の状況だ。
 だが、混沌精霊の俺にしてみれば、この程度は特に問題なく収納出来る。
 そうしてクレイドルの下から潜り込み……ん?
 その部分を見て、一瞬疑問を感じる。
 元々新マクロス級を含めて都市艦の類は、移住可能な星を見つけたら、その海や湖……とにかく、地上ではなく水の部分に着水して、そこを拠点とするようになっている筈だった。
 つまり、都市艦の下には相応の設備がある筈であり、俺もそれはフロンティア船団にいる時に見た事がある。
 だが、このクレイドルは、明らかに俺が以前に見たのとは、違う機構がついていた。
 もっとも、クレイドルは普通の都市艦とは比べものにならない程に大きい。
 そうなれば既存の技術をそのまま流用出来る筈もなく、そこに新しいシステムを使われていてもおかしくはない……どころか、寧ろ当然と言うべきだろう。
 まぁ、クレイドルについては前もって詳しい情報やら何やらがしっかりと技術班の方に報告してるという話だし、そっちで聞けばいいか。
 ともあれ、俺はクレイドルに触れ……次の瞬間、北海道以上の大きさを持つクレイドルは、宇宙空間から完全に消え去っていた。
 取りあえず、どうやらクレイドル内部に潜んでいるような奴はいなかったらしいな。
 そう安堵し、俺はシュトゥルムフォーゲルUのコックピットに戻る。

「オズマ、こちらアクセル」
『……』

 ん? あれ? 返事がないな。
 まさか、真空に触れてフォールド通信システムが壊れたとか、そんな事がある訳もないだろうし……
 単純に聞こえていないだけか?

「オズマ、聞こえているか?」
『っ!? あ、ああ! 聞こえている。……悪いな。お前にそういう能力があると分かっていても、まさかあれだけの大きさのものが一瞬にして消えるってのは驚くんだよ』
「そうか? 一瞬で消えるってだけなら、フォールドとか似たようなものだと思うが……」

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