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ロボスの娘で行ってみよう!
第6話  卒業式の和解
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法だと思ったが、
それが間違いだと判った。お前の戦法は凄く勉強になった。すまなかった」
頭を下げるワイドボーンに慌てるヤン。

「ワイドボーン、そんな頭を上げてくれ。私は気にしていないし同期じゃないか」
「ヤン、ありがとう」
「ワイドボーン」

がっちり握手する2人を見ている。キャゼルヌ、リーファ、アッテンボロー、ジェシカの横へシトレ校長がやって来て、しみじみと見ながら話し出す。
「ワイドボーンもヤンもラップも一皮むけて一回り大きくなったな」
「「「校長」」」

「貴官達は此から実戦の中へ向かう、今日の事を忘れずに行くことだ」
「「「「「はっ」」」」」
「校長も前線勤務へ復帰だそうですね」
キャゼルヌが思い出したように話し始めた。

「「「「「おめでとうございます」」」」」
「ありがとう、第八艦隊司令官を拝命したよ、後任にはロボス提督が成ることになっている」
「あ”親父から聞いてないぞ!そんな話」
「リーファ、落ち着け」

「まあ、ロボスも驚かせようとしているのと、娘と義息子の在籍中の学校での立場を考えたんだろう」
「なるほど、あとで親父に詰め寄ってみます」
「ロボス候補生、程々にしてやれよ」

「了解しました、校長」
「アッテンボロー候補生、夫らしくフォローするようにな」
ニヤニヤしながら校長が言ってくるので、
からかわれているのが判るアッテンボローであった。
「了解しました、校長先生」
「では私は此で失礼するよ」

「流石校長だな」
「全くですね」
「威厳が違うや」
口々に校長の威厳の凄さを話していく。


「ヤン、卒業式後に飲もう」
「ワイドボーン、お前も大部柔らかくなったな」
「みんなほどじゃ無いけどな」
笑うワイドボーン。

「先輩方、飲むとのお誘いなら,無論奢りですよね」
「ロボス、普通それは後輩が先輩を慰労してくれるモノだと思うが」
「あーら、ワイドボーン先輩は統合作戦本部作戦課へいきなり配属ですよね、
その位の奢りは出来る勤務手当が付きますよ」

「リーファにかかればワイドボーンも形無しだな」
「ヤン先輩も、宇宙艦隊総司令部付きに決まっていますからね」
「おい!それは聞いていないよ、確か先月の内示では統合作戦本部記録統計室だったはずだが?」

「ヤンは知らんと思うが、さるお偉方2名がヤンの見識を買って士官学校教官と宇宙艦隊総司令部へ綱引きを行って、宇宙艦隊総司令部付きに決まったのが先日だからな」
「私は、電話で聞きましたー」

「本来なら守秘義務違反なんだが、リーファなら仕方が無いわけだな」
「キャゼルヌ先輩、酷いですよ。折角資料の山に埋もれて過ごせると思ったのに」
「それはそれ、お偉方2名は貴官の見識戦略戦術眼を高く評価してい
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