ペルソナ3
2073話
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とスレイがどうなる事やら。
「ふふっ、逃げられて残念だったわね」
「今度はマリューか。何だか、順番に出て来てるような感じがしてきたな?」
「あら、そう? でもそうかもしれないわよ? 折角のパーティなんだし、そんなサプライズがあってもいいでしょう?」
「そんなものか? ……まぁ、考えてみればそうかもしれないな」
「でしょう? 何だかんだと10ヶ月も私達をほったらかしにしておいたんだから、そのくらいは楽しんでもいいんじゃない?」
「いや、別に俺がホワイトスターに戻ってこられなかったのは、影時間があったからであって……」
「分かってるけど、それでも言いたくなるのが女なのよ。アクセルも男なんだから、そのくらい受け止めてもいいでしょ?」
いつものように包容力のある笑みでそう言ってくるマリューに、俺はそれ以上反論出来なくなる。
「俺がいない間も、色々とあったらしいな。特に技術班とか」
「そうね。何だかんだと、技術班は色々と活発に動いていたもの。特に今回は、ガンダニュウム合金とか、かなり珍しい物が色々と手に入ったし。……ちなみに、アクセル。ペルソナ世界では、何を手に入れてきたのかしら? ああ、勿論新しい恋人以外でよ?」
何だかんだと、少し離れた場所で従者組や凛、綾子と話をしているゆかり、美鶴に視線を向けて、マリューはそういう。
もっとも、従者組も20歳くらいまで年齢を上げてから時の指輪を使っているので、あの中で一番若く見えるのは、ゆかりなんだよな。いや、実際に若いんだけど。
美鶴もゆかりより1歳年上なのだが、20歳くらいの他の面々と一緒にいても、全く違和感がない。……どころか、それこそ年上のようにすら見えるのは、きっと俺の気のせいだろう。
そんな風に見つつ、俺は空間倉庫の中から幾つかのマジックアイテムを取り出す。
「詳しい説明はまた後でするが、ペルソナ世界はネギま世界以上にマジックアイテムが大量に手に入った。影時間になると月光館学園がダンジョンに姿を変えるんだが、そのダンジョンにある宝箱からマジックアイテムを入手したり、影時間やシャドウ、ペルソナとかの研究をしている桐条グループが開発したりといった具合にな」
……そう言えば、結局誰がタルタロスにある宝箱を配置して回っていたのか、結局分からなかったな。
眠りに就く前に、望月に聞いておけばよかった。
まぁ、望月がその辺りを知っているとは限らないが。
「へぇ。そう考えると、私達が10ヶ月も放置されていた価値はあるのね」
「……実は怒ってたりするか?」
「さて、どうかしら。……ふふっ、嘘よ、嘘。アクセルがこっちに戻ってきたくても戻ってこられなかったというのは、分かってるわ。それより……アクセルがいない間に、技術班でも色々とあったのは聞いてる?」
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