最終章:夢を追い続けて
第72話「想い起こした夢を追う」
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これは縮まっているのか言えるのか?
「………」
敢えて目を閉じる。
そして、思い浮かべるのは今までの俺の経験。その全て。
今この場だけの判断では桜さんに勝てるビジョンが見えない。
だから、俺の経験から最適解を導き出し、それを上手くぶつけるしかない。
「(箒との、鈴との、シャルとの、ラウラとの、マドカとの、簪との、楯無さんとの、ユーリとの……ありとあらゆる模擬戦や試合での動きを思い出せ。少なくとも、それで“想起”は対処できるはずだ……!)」
“想起”の能力は飽くまで他のISの武装を再現するだけ。
桜さんが使うから強く見えるだけで、性能自体はオリジナルと変わらないはずだ。
そして、再現する際に何のデメリットもない訳じゃない。
SEは確実に減っている。だから、俺は回避し続けるだけでもいい訳だ。
まぁ、そんな事は桜さんも分かっているだろうし、それだけで終わるはずもないが。
「……ここからが、正念場だな……」
【……はい……!】
桜さんは、この期に及んで未だに手加減をしている。
なら、その間に俺は“追いつく”しかない。
―――戦いは、これからだ……!!
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