猫娘と期末試験編
NO.054 爆豪の心境の変化について
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たけども、勉強は捗ったために、
「爆豪に緑谷。ありがとな! 結構捗ったわ!」
「俺とデクが教えたんだから当然だろうが!」
「まぁまぁ、かっちゃん……。それじゃ残り時間は演習対策でもしておこう……?」
出久のその言葉に切島は不思議そうに首を傾げながらも、
「なんでだ……? ロボット対策なんて、ただぶっ壊せば済む話じゃね?」
「てめぇの頭は単純か! 俺達は一回ヴィランに襲われたんだぞ!? 雄英も何の対策も取らねぇわけがねぇ……カリキュラム変更で恐らく対人戦に変わると俺は見ている」
「あ、やっぱりかっちゃんもそう思う……?」
「マジかよ!?」
出久と爆豪の二人がそう同じ考えだったために切島はもう不安になっていた。
これだと絶対当たるんじゃね!?という確信を持って。
三人がそんな会話をしているところ、雄英教師陣はというと、会議室で、
「ヴィラン活性化の恐れか」
「もちろん防げるのであれば防ぐのが最善だが、学校としては万全を期しときたい」
「これからのヴィラン連合の手によって着々と変化していく社会で、現状以上の対ヴィラン戦を想定して状況が激化していくことを予想して考えていけば……ロボットとの戦闘訓練は実戦的ではない」
そうスナイプ先生が話す。
そもそもがロボットは入試で人に危害を加えるのか?という保護者達のクレームを回避するためのもので、あまりに実戦向けではないのである。
それから一同はそれぞれで似たり寄ったりな生徒を二人にチームアップしてどの教師を当てるかを話し合った。
当然、出久と爆豪はもう組む事が決まっている為に、
「それじゃオールマイト先生。二人の事は任せましたよ。二人の仲が良い方向に向かっているとはいえ、いつその均衡が崩れてまた仲が悪くなったでは話になりませんから。ですから二人の仲を見つつ、本気も出さずにうまく誘導してあげてください」
「わかりました」
オールマイトはそれで考える。
最近の出久と爆豪の仲の良さは見ているだけでも分かるというもの。
だが、爆豪がいつまた出久に暴力を振るわないかと親心のように心配になってしまうのだ。
だから今回は心を鬼にして二人をうまく誘導し、本当に仲が改善できたのかを見ていこうという方針である。
場面は出久達に戻って、
「……確かにそう考えると教師の人達とバトルしそうだな……」
「うん。特に僕とかっちゃんはオールマイトと当たるかもしれないんだよね。それも高確率で……」
「だからその考えがもし外れても、色々と対策は練っておいて損はねぇからな」
「わかった。それだと……組むのは俺は砂藤とかか?」
「多分苦手分野を攻めてきそうだからそこら辺かな……?」
と、す
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