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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と期末試験編
NO.054 爆豪の心境の変化について
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してもいい事だが、切島が聞いている事にちょっと恥ずかしくなった出久。
切島は切島で、

「あー……わりぃ、緑谷。前にその件は爆豪から聞いちまってるんだよ」
「かっちゃんから……? やっぱり切島君ってかっちゃんと仲良しだよね」
「あはは。そう改めて言われると照れるぜ……」
「照れるなや!」

三人でわいわいとしながら話し合う。
勉強の手も緩めずにやっている辺り、真面目な二人がいてこそだろう。
もし切島だけだったら継続していないだろうから。

「じゃーよ、爆豪!」

そこで面白い事を思いついた切島は爆豪にある質問をぶつけてみようとする。
下手したら爆破されそうな質問だが、そこは我慢すればいいと思い、

「最近轟や飯田、それに麗日の三人がよく緑谷に話しかけようとすると、怒ってるけどどうしたんだ? 前までのお前なら無視してたじゃんか?」
「僕もそれは少し思ったかも……」

二人にそう聞かれて爆豪は少し難しそうな顔をしながらも、

「…………分からねーんだ」
「「分からない……?」」

出久と切島はそう言って首を傾げる。
爆豪は依然難しそうな顔をしながらも、

「なんか最近な、デクの事を見てると何故かは知らねーが胸がモヤモヤしてくんだ。そしてあの三人がデクに絡んでくるのを見ると逆にムカムカしてきやがる……なんなんだ、これ?」
「か、かっちゃん……」
「ば、爆豪……お前」

さすがに出久も切島もそこまで鈍感じゃないために爆豪のその症状に覚えがあるために切島なんかは言葉を失い、出久に関しては顔を真っ赤にさせていた。
爆豪はそんな二人の反応に首を傾げながらも、

「………んだよ? なんかわかったんか?」
「爆豪。そりゃお前……!」
「んんっ!!?」

切島が笑みを浮かべて親切に教えてあげようとしたのだが、出久がそれを必死に顔を赤くさせながらも止めていた。
もう涙目になっている事から教えないで!と強く訴えている事に、切島も馬に蹴られたくないと素直に思ったために、

「んーーー……やっぱわかんねぇよ。頭の良い爆豪ならすぐに気づけんじゃね?」

と、はぐらかしていた。
それで出久は内心安堵の息を吐いていたが、それでも胸は早鐘の如く鳴っていたために爆豪の顔を直視できないでいた。
もう、完全に心と気持ちは女の子なんだね、イズクちゃん……。
それで一人だけ取り残されてしまった形になった爆豪はハテナ顔になっていたが、自覚する日はいつ来るのだろうか……?







お茶子は自宅で勉強中にそんな怪電波を受信したために、

「なんか、爆豪君が無自覚にデクちゃんを口説いている気がする……」

と、到底麗らかではない表情をしていたとか。






そんな感じだっ
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