第44話
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達も演習地に戻るか。」
「そうですね……さすがに疲れました。」
「……体力的にもそうですが精神的にも、かもしれません。」
「…………うん…………」
アルティナの言葉に頷いた後呆けているユウナが気になったリィン達はそれぞれ心配そうな表情でユウナを見つめた。
「って、だからそんな顔をしないでってば!そりゃあ、あの列車砲も含めて気になることが山積みだけど……」
「……クロスベル出身じゃないが深刻さを感じているのは同じだ。」
「帰ったらレポートを纏めがてら気になった所の整理をしましょう。」
「そうね……ユウナの故郷の事なんだから、頑張らないと。」
「クルト君、アル、ゲルド……」
仲間達の心遣いに感謝しているユウナの様子をリィンとセレーネが微笑ましそうに見守っていたその時
「――――お前達もクロスベルを訪れている事は知ってはいたが、まさかクロスベルに来た早々顔を合わせる事になるとはな。」
街道方面からサイドカーにロカを乗せてバイクを運転しているセリカがリィン達の前で停車した。
「貴方方は…………」
「!!」
「…………綺麗………」
「っ!?(力を隠してはいるが、二人からは尋常ではない気配を感じるぞ……!)」
セリカ達の登場にアルティナは目を丸くし、ゲルドは目を見開いてセリカを見つめ、セリカとロカの整った容姿を見たユウナは呆け、二人から感じられる強さの一端を感じ取ったクルトは驚いた後真剣な表情で二人を見つめた。
「セリカ殿!?それにロカさんまで……!セリカ殿がクロスベルに来ている事はアリサ達からの話で知っていましたが、まさかロカさんまで来ていたなんて……!」
「お二人とも、お久しぶりですわ。」
リィンは驚きの表情でセリカ達を見つめ、セレーネは微笑みながら二人に挨拶をした。
「フフ、3人とも久しぶりね。教官服に学生服……どれも似合っているわよ。」
「………1年半ぶりになるか。お前達のトールズ第Uとやらの派遣された理由はリウイ達から聞いているが………―――幾ら主君(リウイ達)からの指示とはいえ、戦争をしていた国の士官学院の関係者になる等エステルのように随分とお人好しな事をしたものだな、お前達も。」
ロカはリィン達に微笑み、セリカは静かな表情でリィン達を見つめて呟いた。
「ハハ………エレボニアは内戦の件で絆を結んだ俺達の大切な仲間達―――旧Z組が深く関わっている国でもありますから、内戦で協力してもらった礼を返す意味でも引き受けたんです。――――それに”お人好し”という意味ではセリカ殿達も同じではないでしょうか?セリカ殿程の方が”知り合い”ではあっても、エステルさんと違って”恩人”ではないヴァイスハイト陛下の要請に応
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