第44話
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「教官?」
「どうしたんですか―――」
ある光景を見て血相を変えたリィンの様子が気になったユウナやエマも仲間達と共にリィンが見つめている方向に視線を向けるとそれぞれ血相を変えた。
「あれは………」
「な、なによアレ!?」
我に返ったアルティナは真剣な表情をし、セリーヌは驚きの表情で声を上げた。リィン達が見た驚きの光景―――――それはRF社製・戦略兵器”ドラグノフ級列車砲”が特別列車に引かれて移送されている光景だった。
「……………………」
「大砲の………列車…………」
「あ、あの巨大な砲台は………」
「”新型列車砲”………定期報告の際に存在だけは教えてもらえましたが。」
その様子を見ていたユウナとゲルドは呆け、クルトは驚き、アルティナは真剣な表情で呟いた。
「……かつてガレリア要塞に格納されていた戦略兵器………クロスベルのような巨大都市でも半日で壊滅できるという………」
「……サイズやデザインも違うし、その”後継機”といった所か。しかもこの進路は――――旧カルバード方面に向かっているのか?」
「旧カルバード方面にも当然クロスベル帝国の領土はありますが、一体何の為に列車砲の”後継機”を旧カルバード方面に………」
「何にしても正気の沙汰じゃないわね。いったいこの地で何が起ころうとしているワケ……?」
驚愕の光景を見たリィン達はそれぞれ重々しい雰囲気を纏ってクロスベルに到着した。
午後5:00――――
〜帝都クロスベル・東通り〜
「……送ってもらってありがとうございました。」
「世話になったわね。」
「気にしないでくれ。――――しかしここがエマ達の滞在先か。」
リィンはエマ達の滞在先である東方風の宿酒場―――”龍老飯店”に視線を向けた。
「”龍老飯店”………東方風の宿酒場ですか。」
「料理も美味でしたし良い宿なのではないかと。」
「………………」
「ユウナ?どうしたの?」
クルトとアルティナがエマ達の滞在先についてそれぞれ答えている中真剣な表情で黙り込んでいるユウナが気になったゲルドは不思議そうな表情で声をかけた。
「あ、えっと……期待してもいいと思いますよ!チャンホイさんの料理は絶品ですし、部屋も結構落ち着けるみたいで……」
「そうですか……ふふっ、楽しみです。ARCUSUも繋がりますから何かあれば連絡してください。こちらも何かわかったら皆さんに連絡しますから。」
「わかりましたわ、よろしくお願いしますね。」
「それじゃあね。無理しない程度に頑張りなさい。」
そしてエマとセリーヌは宿酒場へと向かった。
「……さて、俺
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