ペルソナ3
2072話
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なると、幹部陣で専用機に乗っていないのはレイと綾子のみとなる。
ああ、でも綾子はトールギスを改修して乗るとか何とか言ってたような気がするな。
となると、本当の意味でレイのみがシャドウに乗る事になるのだが……
勿論、シャドウはエース専用のカスタム機と言っても間違いではないだけの性能を持っていて、その辺の量産機とは使われている技術やコストが大きく違う。
「俺は、別にシャドウで十分満足してます。ただ、技術班の人がアシュセイヴァーのソードブレイカーを改良した武器を作ってくれると言っていたので、それを楽しみにはしてますが」
「あー……なるほど」
レイはクルーゼと同じくアルダ・フラガのクローンだ。
そしてクルーゼがプロヴィデンスを……正確にはドラグーンを使っていたのを考えると、当然のようにレイにもその手の空間認識能力は存在するだろう。
ましてや、ソードブレイカーは初期のドラグーンのように、高い空間認識能力を必要とはしないのだから。
「となると、本格的な意味でシャドウのカスタム機って事になるのか?」
「ええ、そうなるかと」
俺の言葉に、少しだけ嬉しそうな表情を見せるレイ。
元々感情を素直に表に出す事のないレイだけに、これは珍しい。
「おい、アクセル。明日にでも俺と勝負して貰うぞ!」
そんな俺とレイの会話に、五飛が割り込む。
だが、俺はそれに首を横に振った。
「悪いが、明日はペルソナ世界に行って色々とやるべき事があるんだ。学校を退学する手続きとか、住んでいたアパートを引き払うとかな」
その辺りは、それこそ桐条グループに任せればどうとでもなるだろうが、やっぱり1年近く通った高校を辞める手続きとか、住んでいたアパートを引き払うのとか、その辺りは自分でしっかりとやっておきたい。
そう告げる俺の気持ちも少しは分かったのか、五飛は不承不承だが黙り込むのだった。
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