暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2072話
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った様子でエリナが叫ぶ。
 だが、叫ばれた方は特に気にした様子もなく、不思議そうにエリナを見ながら口を開く。

「何って……エリナの通訳だけど?」
「通訳って何よ、通訳って。変な通訳しなくても、私の話はきちんとアクセルに通じてるでしょ!」
「そう? 私が見た限りだと、甘えたくても照れて甘えられないように見えるけど? 全く、ベッドの上ではあんなに素直なのにね」
「ばっ!」

 ミナトの言葉に、エリナは顔を真っ赤にして周囲を見回し、口を塞いだミナトを引っ張って俺の前から去っていく。
 ……まぁ、ミナトの言う通り、ベッドの上のエリナは普段の気の強さがどこに消えたのかってくらい、甘えてくる事が多いが。
 こういうのも、ツンデレって言うのか?
 ともあれ、ペルソナ世界についての情報を集めるのは、担当になったエリナにとっては当然の事なので、後で時間を取った方がいいのは間違いないな。

「アクセル!」

 さて、折角のパーティだし、四葉の作ってくれた中華料理でも楽しむか。
 そんな風に思い、何の料理を食べるのかを迷っていると、不意にそんな声が聞こえてきた。
 声の聞こえてきた方を見ると、そこにいたのは俺に向かって声を掛けてきたのだろう五飛と、スティング、アウル、レイという4人の姿があった。
 五飛以外は時の指輪の受信機を持っているので、外見は10ヶ月前とそう変わっていない。
 五飛の方は……シャドウミラーに所属したのなら、もう受信機は貰える筈なのだが、若干だが、以前見た時に比べると背が高くなっている。つまり、受信機は使っていないと、そういう事なのだろう。
 まぁ、15歳だった筈だから、まだ成長期らしい五飛としては、もう少し背が伸びるのを期待している……といったところか。
 そんな風に思いつつ、俺は近づいてきた五飛達に声を掛ける。

「久しぶりだな。何でも、ウィンダミアでの内乱に参加してたって?」
「そうだ。それよりも貴様、戻ってくるのが遅いぞ!」

 五飛の言葉に、アウル達に視線を向けるも……返ってきたのは、肩を竦めるという行為のみ。
 どうやら時差があるというのは説明していたらしいが、五飛はそれでも不満だったらしい。
 いやまぁ、実際に俺がペルソナ世界にいたのは1年近くて、こっちでは10ヶ月経ていたんだから、時差という意味では殆ど差はなかったのだが。

「しょうがないだろ。影時間の影響で、ゲートが作動しなかったんだから」
「ぬぅ……それでも戻って来ればいいものを」
「無茶を言うな、無茶を。……そう言えばお前のアルトロンガンダム、改修するんだって? スティングとアウルはウィングゼロカスタムとエピオンに乗るって話だったな。……レイはどうするんだ?」

 スレイも専用機を開発してもらうって話になったし……そう
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