四章『自己紹介』
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あぁ・・・・やっと終わった・・・
ナルガクルガ・・・ホンットこいつ嫌い。
速いわ強いわタフだわで・・・・、まぁこんなこと言ったら埒が全然あかないけどな。どんなヤツにもこんなこと言ってるし。
疲れたあ〜・・・剥ぎ取りしなきゃだけど・・・いまもう無理、とりあえずナルガクルガから少し離れて座るか〜・・・
・・・・ナルガクルガ、思えばもうここまで来たのか・・・必死に狩りを行って、一杯モンスターを狩って、・・・こいつも昔の俺にとって無茶苦茶強くて、クッソ恐かった。
今でもそうだ、G級ハンターになっても上位のモンスターは侮れない。どんな状況下でも油断ができない。とても大変な日々だ。
この大剣《クロームデスレイザー》だって長い俺の相棒だ。まだ限界突破はしてないもののずっと付いてきてくれている。
あれから、もう何年だっけ。・・・・7年?
・・・はぁ、最後に《あっち》に行ったのは一年以上前か、・・・そろそろあっちに遊びにいこうかな・・・・
「よお」
「え?」
人?意外だな、ここ出会うなんて。一体・・・
「随分と粋のいい獲物を仕留めたじゃねぇか」
「・・・・・あっ、ええ」
デッケ〜〜〜〜、身長200あるのか?武器を持っていないようだけど・・・それに、この真っ黒で動きやすそうな服装はともかく、この顔つき・・・
「奇遇ですね・・・ちょっと疲れてるんで待ってください」
「・・・・・」
まさか・・・いや、偶然かな?あそこまでこれる人はまずいないし・・・
すると大男の人が俺の武器をみる。
「よくこんなものを常に持って戦えるものだ」
「・・どうも」
・・・やっぱり。
「・・・おまえ、いつからこの世界にいる?」
「・・・!」
確信した。この人もあそこから・・・
「・・7年です」
「ほう・・・」
「・・・あなたは、どれくらい?」
「今さっきだ」
「へー、よくあなたもあの扉まで来れましたね」
「・・・7年前と言ったな。その時のお前はいくつだ?」
「12歳、そんとき色々あって必死でして・・・」
「ほう・・・」
武器に近づき上半身を倒し、手にする大男。
そしてそれを片手で持ち上げた。
「・・・はぇぇぇ、すっご!」
大剣を片手でって・・・この人、人間か?あっ俺も人のこと言えないか。
「・・・いい業物だ。かなり手がつけられている」
「まぁ色々な鋼材を使
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