暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと変わったお姉さんと少年のお話
ちょっと変わったお姉さんに飛距離を測定させられる少年のお話
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
着が放置されていた。
 下着は、少年の放ったそれとは別種の、刺激的な匂いを放っていた。
「あ、あ、あああ〜」
 少年が、その場にへなへなと崩れ落ちた。

「あの」
「何だ?」
 ようやく床掃除の許可が下りた少年が、自分の精液の匂いにむせながら、黙々と雑巾がけを続ける。
「ビデオ、撮ってたでしょう」
「何の?」
 女は……少年の精液から湧き立つ濃い栗の花の匂いでオナニーを数回堪能した後、疲れ果ててソファに寝転がっていた。
 傍らには、さっきまで女が使っていた、少年の精液をたっぷり含んだティッシュの塊が転がっている。
「僕の」
 少年が、雑巾をいちどバケツに浸し、付着した精液を洗い流す。
「はて?」
「ごまかさないでください。後から気づいたんです……部屋の隅に置いてあったビデオカメラが回ってた事」
「証拠は?」
「SDメモリカードが抜かれてました。カメラにACアダプタが繋がってました」
「電源は落ちていただろう」
「電源なんていつでも落とせるじゃないですか。……メモリカード、返して下さい!」
 少年が振り向き、鋭い目を女に向けた。
「元々が私の所有物であるそれをだ、何でわざわざ君に返さないといけないのだ」
「あんなものが万が一外に漏れたら、……僕は生きていけなくなります!」
「ああ、あれは私的にしか利用しないから安心し……」
「ほらやっぱり持ってる!返して下さい!返して!」
 少年が立ち上がり、声を荒げた。
「うん、条件があるな」
「何ですか!」
「少年の精子を、私の膣内に提供してくれたまえ」
「は?」
「少年と私の子供を引き換えに、君の欲しがっているSDメモリカードとやらを返してあげよう」
「い、い……」
 少年の肩がぶるぶる震える。
「いい加減にしてください!!」
 ソファで寝ている女に、少年が飛びかかった。
「あんっ!乱暴だぞ少年!」
「どこに、どこに隠したんです?言ってください!……言いなさい!」
「知らないなぁ、なんならこっちの口に聞いてみてくれ」
 まだ丸出しになっている自分の下半身を指さす。
「そこが、喋るわけないでしょーーーー!!!」
 少年が、女の肩を掴みながら絶叫した。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ