ちょっと変わったお姉さんと少年のお話
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ょっと顔を赤くし、女から離れた。
少年にとって、この女は、「初めての」女であった。ただ、それは少年の行動や性癖に色々なゆがみを与えてしまったようだ。
少年と女の立場は奇妙だった。彼氏が彼女を、まるで娘や老人相手のように甲斐甲斐しく世話をする。彼女はそれを当然と受け止める。少年の炊事・洗濯・掃除のスキルは、めきめきと上達していった。
女にとっては、少年が「初めての」男というわけでもなかったようだが…元の彼氏達はたぶん離れていったんだろうと思われる。…女の部屋を見、その言葉を聞く限り、ではそう思わざるを得なかった。
少年がバスタオルで頭を拭きながら風呂から戻ってくると、女は眼鏡を外し、全裸でベッドにあおむけになっていた。
「あの、ちょっと…」
視界に飛び込んできた全裸の女から顔を背け、視線を外す。
「どうせさっき1回脱がせたんだ。この方が面倒臭くなかろう」
「いや、もうちょっと雰囲気ってものを…」
「セックスに雰囲気も何もあるか。ペニスを勃起させて、オマンコに入れて、動かして、射精するだけだろう」
「あの…もうすこし言い方ってものが…」
少年は首にタオルをかけると、テレビ台の近くに置いた自分のカバンの奥をまさぐった。
「違うのか?」
女が、やぶにらみの目で少年を見る。
「まぁそうなんですけど…その眼、怖いからやめてください」
「ああすまんな、今日は眼鏡顔射から始めるのか」
枕元に置いた眼鏡をかけ直し、キリリ。まじめな顔をする。
「だーかーら!」
呆れた声を出しつつ、少年が振り向く…。少年のしなやかな肢体が伸びるハーフパンツの股間が、ふくらみを帯び始めていた。
「なんだ、君は正直者だな」
左手の指で眼鏡をずり上げるなり、少年の股間を射すくめる。
視線の先に気付くと、あっと言いながら股間に手を当て、それからもじもじと答えた。
「あ!、まぁ…はい」
女は自分の指で前戯を済ませていた。右手の指が自分の愛液で濡れている。
自分で性器を湿らせて硬くなった少年のペニスを受け入れる。性行為の最中も、普段の時と表情はほとんど変わらない。何かを考えているような、上の空。
やがて若い少年が、果てる。それで終わり。
少年はあまり遅くまではマンションにいられない。ピロートークなどしている暇はない。
2人の性器や肌をウエットティッシュで拭いてから、少年はシャワーを浴び、服を着て、部屋を出ていく。
(これ、オナニーとあんまり変わらないんじゃないかな)
愛情とか、性愛とか、そういう言葉の当てはまらない機械的なセックスに、すこし戸惑いと苛立ちを感じていた。
ベッドに、服を脱いだ少年が上がってくる。
少年の当面の目標は、このマグロ女を少しは感じさせてやること、その1点に絞られていた。
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