第43話
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開始した!植物型の幻獣は複数の状態異常を仕掛けてくるやっかいな敵だったが、”鬼の力”を解放したリィンが圧倒的な力で幻獣を圧倒し、協力して幻獣を撃破した!
「や、やったぁ!」
「こ、これで何とか……」
「リィン教官――――」
「………ふう…………」
幻獣の撃破にユウナとクルトが安心している中アルティナがリィンに声をかけたその時、リィンは元の姿に戻り
「リィン教官、大丈夫?」
「ああ、別に問題ないが……っと、そう言えばゲルドが俺の”鬼の力”を解放した所を見るのはこれが初めてになるな。驚かせてすまなかった。」
「ううん、それはいいんだけど………本当に大丈夫なの?さっき見せた教官の”力”、凄い”負”の”力”を感じたから、リィン教官が”負”の力に呑みこまれていないか心配で………」
「フフ、その心配は無用ですわ。お兄様は1年半前から”鬼の力”を使いこなしていますし、”万が一”が起こらない”予防”もしていますし、例え”万が一”が怒っても対策はすでにありますから。」
「ああ、それに扱えるようになってから今まで何度も”鬼の力”を解放したが、特に何も起こらなかったから大丈夫だ。」
ゲルドの自分への心配にリィンはセレーネと共に心配が無用である理由を説明した。
「そう………だったらいいのだけど………」
「あれ?てっきり暴走してくれると思っていたのに、予想以上に使いこなしているようでちょっとつまらないなぁ。だったら、もっと”力”を解放してどこまで行けるかもうちょっと見せてもらうよ!フフ、上手く誘導すればもう一体くらいは呼べそうだし。さあて、何が顕れるかは―――――」
ゲルドが安心している中声の主が不満げな様子で答えた後再び何かを仕掛けようとしたその時!
「そこまでです―――!」
「えっ……!?」
突如娘の声が聞こえ、声を聞いた声の主は呆けた声を出した。するとその時声の主が展開した結界が植物の蔓らしきものに包まれ
「―――いいわエマ!思いっきりやりなさい!」
「Aurum Hedera(黄金のツタよ)!」
その場に現れたエマとセリーヌの魔術によって発生した蔦は結界を破壊した!
「え………」
「………綺麗………」
「ふう……貴女方でしたか。」
「さっきの結界破壊の魔法に”杖”………それに”使い魔”………もしかして貴女はこの世界の………」
エマとセリーヌの登場にクルトとユウナが呆けている中アルティナは安堵のため息を吐き、エマが持つ魔導杖とエマの隣にいるセリーヌを見てエマの正体を察したゲルドは目を丸くした。
「あはは、邪魔されちゃったか。今の結界を破壊した力―――”あの人”かと思っちゃったけど。」
「やっぱり姉さ
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