第七千八十八話 同じイギリス連邦でも
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第七千八十八話 同じイギリス連邦でも
オーストラリアはカナダの弟分みたいな存在でした、ですが羊毛やら金山やらであっという間に大きくなって。
かなり目立つ様になっています、それでカナダはいつも思うのです。
「僕も羊毛や金山があったら」
「御前普通に国力高いぞ」
クマ二郎さんはちゃんと事実を言いました。
「むしろあいつ以上にな」
「そうなんだけれどね」
「しかもサミットにも参加してるだろ」
「うん、ただオーストラリアもね」
彼はサミットには参加していませんが。
「G20にはいるから」
「だからか」
「あとAPECとかASEAN拡大外相会議でも目立ってるし」
こうした会議にもカナダはよく出ていますがオーストラリアも出ているのです。
「僕の発言皆覚えてくれないし」
「あいつの発言は結構注目されるな」
「同じ様な立場なのに」
それなのにと思うのでした。
「目立つことには差がついたよ」
「つき過ぎだな」
否定しないクマ二郎さんでした、そこはどうしてもなのです。
第七千八十八話 完
2018・6・11
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