三章『狩人』
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『もし勇次郎があの人間なら、
大剣を持ったまま、
《上に飛び》
そして顔面を《叩き切る》。』
刃が触れる直前、あの人間は━━━━━━━━
ゴドオォォッッ
《タックル》した。
「!!!」
目を全開にする勇次郎。
以外だった。
余程防具を信じているのか、
それとも単に何も考えず、無意識に動いたのか。
「ッッ!!!?」
ともあれ怯むケダモノ。
そして人間は、
すぐに大剣を左から大きく振り回す━━━
ように一回転し、
離れると同時に、いつでも上から叩き切れるように構えた。
そして溜めた。
━━━━━今度は前よりも早く振り上げた。
━━━━━━━届かなかった。
下がりすぎたせいか、叩き切ったのは地面だけだった。
体重が、両足が浮く人間。
その直後、両足が再び地に付いた━━━━━
そして、大剣を《流れるように再び上から叩き切った》
ドダカアァッッッッ!!!!!
顔から首に大剣がめり込み切れた。
大剣ごと地に叩き付けられるケダモノの顔。
また足が浮く人間。
謎の静寂が場を包み込み━━━━━━━━━
ケダモノは二度と立ち上がることはなかった。
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