猫娘と期末試験編
NO.053 期末試験が迫る中
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ロボット相手なのならば力の調整をしないで済むから思いっきりやれるという意気込みだ。
だがそこで爆豪が、
「ロボだろうが人だろうがやる事は変わらないだろ……? 調整なんて自然にできるもんだろうが!」
と言っていた。
普通なら反論の声を上げる上鳴とかだろうが、最近の爆豪の性格の軟化を把握している為に、
「そりゃそうだろうけどよ……」
と、あまり大声は上げないでいた。
「そんな事より、おいデク」
「かっちゃん? なに?」
「ちょっと後で実戦演習に備えて組み手に付き合えよ。体育祭で俺が勝ったとはいえ慢心はしないに越したことはねぇからな」
「わ、わかったよ。かっちゃん!」
出久も頼られて嬉しそうに返事をする。
「それだけだ。じゃーな」
爆豪はそれだけ伝えて教室を出て行った。
それを見届けた一同はと言うと、
「やっぱり爆豪の変化になかなか気持ちが追い付かねぇよな」
「それは言えてるー」
「だが、良い傾向ではあると思うがな」
「緑谷も最近は前より気が楽でしょ?」
「そうだね」
と、盛り上がっていた。
爆豪が教室を出て行くのを物陰で確認していた相澤は思う。
「ふむ……爆豪は緑谷との仲の改善は出来たとはいえ、まだ安心できないな。一回、二人を組ませてみるか……」
と、良い意味で二人の組み合わせは決定した瞬間であった。
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