暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2070話
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だろうと、聞く態勢に入る。

「アクセルがいなくなったけど、取りあえず現在のW世界はOZもトレーズ派も降伏して、連合軍が地球や宇宙を支配下に置いているわ」
「結局、元の鞘に収まった訳か」

 実際、俺や凛、綾子がW世界で活動を始めた時は、連合軍が世界を支配していた。
 もっとも、かなり強硬な姿勢だったし、その裏ではOZが牙を研いで反撃の時を待っていたりしたが。

「聞いた話によれば、そうらしいわね。けど……戦前は連合軍が力で支配していたけど、今はかなり融和的な姿勢になっているらしいわ。……もっとも、それは連合軍が道を間違えたときにはシャドウミラーが正すと、ノベンタ元帥が宣言したのが大きいけど」
「そんな真似をしたのか。……まぁ、連合軍は前科が色々とあるからな。そのくらいしないと、一般市民から信頼は得られないか。けど、よくそれで納得も出来たな」

 W世界の人間にとって、俺が知る限りシャドウミラーというのは知る人ぞ知る傭兵部隊だった筈だ。
 勿論、あの戦いの最後にシャドウミラーが乱入してきた事で、シャドウミラ−の名前は多く知られただろうし、実際に戦場にいた者にとって、シャドウミラーというのは強力な……それこそ、W世界の戦力ではどうしようもない相手だと判断してもおかしくはない。
 だが、それは逆に言えば、あくまでもあの戦場にいた者にとってはの話であり……宇宙にいる者達にとっては、シャドウミラーと言ってもそこまで実感はない筈だ。
 そんな俺の疑問に納得したのか、エザリアは笑みを浮かべて口を開く。

「あの戦闘の映像は、それこそ宇宙にも流れていたのよ。だからこそ、平和的……と言ってもいいコロニーの人々も、シャドウミラーという存在を受け入れたの」

 エザリアの口調に嬉しさがあるのは……やはり、SEED世界のプラントというコロニーに住んでいたからこそか。

「ともあれ、そういう理由から連合軍……いえ、連合政府はシャドウミラーに色々と報酬を支払ってきたわ。勿論、アクセル達が活躍した分も含めてね」

 その内容を聞き、俺は驚く。
 まず、リーオー、エアリーズ、トラゴス、トーラス、パイシーズ、キャンサーの生産ラインの譲渡と各種権利。
 これはVFの件もあったし、W世界のMSは高性能な物が多いから、俺も納得出来る。
 もっとも、リーオー以外の機体はOZが開発した奴だった筈なんだが……そのOZも今は消滅したと考えると、連合にとってはそこまで痛くないのだろう。
 生産設備の全てを俺達に渡す……って訳でもないんだろうし。
 ちなみにちょっと驚いたのが、中東連合からはマグアナックの生産ラインや各種権利が俺達に譲渡されるらしい。
 マグアナックねぇ。まぁ、悪くない機体ではあると思うけど、純粋な能力という点ではリーオーよりちょっとマ
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