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アヤメ:「そうそう♪サトシ君の言葉を
聞かせてちょうだい♪それとも、あの子の
連絡先を教えよっか?♪」
サトシ:「いや、大丈夫です。
渡す物があったついでに話をしようと
思っただけなので」
ボタン:「なら連絡先教えるわよ?」
サトシ:「、、いや、連絡先をもらっても、
すぐに連絡出来ないと思いますから、、、。
とりあえず今日は渡す物があったので、
それを受け取って頂けないでしょうか?」
アヤメ:「そう、、。いいわよ♪
なら気が向いたらいつでも
言ってちょうだい♪すぐ教えるから♪」
サクラ:「それで、あの子に渡す物って?」
サトシ:「これです」
アヤメ:「これは指輪!、、ではなさそうね」
ボタン:「、、自転車の引換券?」
サトシは三姉妹に、自転車の引換券を渡した。
サクラ:「なぜ自転車?」
サトシ:「昔、俺がカスミの自転車を
壊しちゃいまして、、。
遅くなって悪かったと、カスミには
そう伝えて下さい」
自転車の引換券に目を通す三姉妹。
そして、サトシは立ち上がった。
サトシ:「、、あと一言、”頑張れ”って
伝えておいて下さい。お前なら出来ると」
サクラ:「、、サトシ君」
サトシ:「お話しを聞かせていただき
ありがとうございました。では、俺はこれで」
そう言い残すと、サトシは三姉妹に一礼し、
背を向けドアに手をかけた。
すると、、
サクラ:「待ってサトシ君」
サトシが去る間際に長女のサクラが
呼びとめ、サトシは振り向いた。
すると、サクラは神棚からある物を取り出し、
サトシに見せた。
サクラ:「引換券の代わりに、
私もあなたにこれを預けるわ」
アヤメ:「お姉さん、、」
ボタン:「、、なるほど♪」
サトシ:「これは、、」
サクラがサトシに差し出したもの、
それは、一つのモンスターボールだった。
サクラ:「これはあの子にとって、そして
私達にもとって大事な宝物、、。
15年前、あの子のポケモンはタマゴを産み、
私達はここで育てた、、。この中には、
あの子と私達の意志が入ってる。
その意志を私達はいま、貴方に託します♪」
サトシ:「、、、どうして、、」
サクラ:「サトシ君は今、
何か大きい事を成し遂げようとしている、、。
貴方の心の中に広がる海。そして
暖かくも力強い波が、私にそう
語りかけてる♪」
サトシ:「サクラさん、、」
アヤメ:「そうね♪、、あの子がもし
ここに居たのなら、その子を連れて
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