猫娘と明かされる秘密編
NO.052 発目女史との作業
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のが私のモットーですからお任せくださいな!」
「お、お願いします!」
「それでですがー……少しブーツをお借りしてもよろしいでしょうか……?」
「え? うん、いいけど……もうなにか思いついたんですか?」
「ええ、それはもう。こう、ビビッと閃いちゃいましたよ! 少し時間を置かせてもらってもよろしいでしょうか!?」
「わ、わかりました」
「では! パワーローダー先生! 一緒にお願いします!」
「わぁーったよ……緑谷さんは少し待っててよ。こいつを一人にすると何を作るかわかんねーからな」
「ひどいですねー。私は誰でもご要望通りに応えるのが信条ですよー?」
「そう言っててめぇは今までどれだけのサポートアイテムのゴミ山を築いてきたと思ってんだ!?」
パワーローダーに頭を叩かれる発目。
発目も「いやー、発明は私の存在意義ですからねー」とむしろ開き直っていたりする。
そんな感じで二人がラボの奥へと入っていくのを見届けながら、出久はどんな改造をされちゃうんだろうと不安に思う……。
ま、まぁパワーローダー先生も見ていてくれるんだから大丈夫だよね……?と、無理やり気分を持ち直す事に成功はしたもののやはりどこかサポート科の人間はぶっ飛んでいる印象だから不安はぬぐいきれないのが正直な所である。
それからしばらくして時間的には40分くらいだろうか経過した頃に、
「緑谷さん! 一応仮組みが出来ましたので試着してもらっても構わないでしょうか!? 自信作です!」
「もう!? ずいぶん早かったね!」
「お客様の待ち時間も考えてのスピード作業……これもサポート科では当然の事ですのでー!」
「そ、そっかー……」
それで改良されたであろうアイアンブーツを出久は見る。
特に改良された点と言えばスパイクの部分がかなり分厚いソールが追加されているところだろうか……?
それ以外は特に変わった点は見られないが、果たして……?
「発目さん。これはどう改良されたの?」
「フフフ。まずは履いてみてからご確認してください。きっと驚きますよ?」
「う、うん……」
出久はそれで履いていって履き心地を確認する。
少し重くはなったが、それでも動きやすさは阻害されていないために誤差範囲だろう。
他に目ぼしい点といったら何があるのかとりあえず出久は足を動かしてみたが、特に変更点が分からなかった。
それで少し困惑気味に発目に目を向けて説明を求めた。
「ふっふっふー。そのご様子ですとまだお気づきになられないようですねー。気づいたらきっと驚きます事請け合いですよ!」
「まぁ、こいつの腕は俺も認めているところはあるからなぁ……とりあえず動ける場所にでも移動しようか」
「わかりました!」
三人で運動場に移動をする。
そして一つの標的が設置されるのを
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