第七十話 何進、姿を現すのことその一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
い間生きててね」
「そうした術を学んだのよ」
「そもそも一体何歳なのだ」
刀馬はそのことも疑問に思うのだった。
「戦国時代から生きているとは聞いているが」
「もっと前からよ」
「伏儀様の頃からよ」
その頃からだというのである。
そしてそれを聞いてだ。華陀は話すのだった。
「ああ、あの伝説の三皇五帝の一人のか」
「そう、その三皇の一人」
「あの方の頃から生きているわ」
「そうだったのか」
「待て」
話をそこまで聞いてだ。ギースが言った。
「今三皇五帝と言ったな」
「ええ、そうよ」
「その通りよ」
二人は何でもないといった口調でだ。ギースに答えた。
「天地開闢から少し経ってね」
「その頃に生まれたのよ」
「その皇は確か上半身は人間だったが下半身は蛇だったな」
「よく知ってるわね」
「そこまで知ってるのね」
「カレッジの講義で学んだ」
そうだとだ。ギースは話す。
「チャイナ、この国の神話のことはな」
「神話じゃないわよ」
「事実なのよ」
「それだけの古の時代からいたのか」
クラウザーもだ。唸る様にして述べた。
「二人は。それでは」
「いえ、人間よ」
「そうなのよ」
それは確かだというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ