暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第6話 旅は道連れ、世は情け容赦してくれない
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してください」 
「だが断る」


 ――まあ、弊害として成長できないのはご愛敬だ。
 おかげで、ヴィータといっしょに、永遠の9歳児に仲間入りしてしまった。
 実は、普段の姿は、変身魔法を使っている。
 原作にもでてきた「大人モード」を参考に、成長した姿をイメージ化した。
 アニメ第三期の「八神はやて」といえば、近いだろうか。


「さて、ボクの自己紹介は、こんなところだ。次は、誰にする?」
「そうねえ。一誠君以外とは面識があるのだし、彼が自己紹介すればいいわよね」
「おう。俺の番だな。俺も神器もちだ。最近、発現したばかりで、まだ扱いこなせていないんだが――」


 最後に、ボク自身。
 無尽蔵の魔力に、夜天の書の主という立場。
 希少技能(レアスキル)である「蒐集行使」を何故か所持しており、単独でも戦える。
「蒐集行使」とは、夜天の書にある魔法を、管制人格の補助なしで行使できる希少技能である。
 原作では、リインフォースが託した贈り物だったはずだ。
 彼女は、自身の消滅に伴い、「八神はやて」に夜天の書のデータを託した。
 その結果、希少技能が備わることになった――少なくともボクがもつ知識では。

 
 ――――こちらのリインフォースは健在であるが、別行動しても大丈夫なのは、有難い限りだ


 しかしながら、リインフォースとユニゾンしたときこそ、ボクは真価を発揮する。
 駒王町をまとめて消し飛ばせる広域せん滅魔法を連射できるといえば、その凄さがわかるだろうか。
 ゆえに、ユニゾンは奥の手として、ぎりぎりまで隠すことにしている。
 ユニゾンすると、変身魔法が解かれ、幼女姿を曝すことになることも理由のひとつではある――――もちろん、周囲には秘密だ。


「――っていうわけなんだ。正直、実感がわかないけれど、上級悪魔目指して頑張るつもりだ」
「『上級悪魔』ね。領地を手に入れて、女性の眷属でも手に入れようってのかい?」
「うぐッ」

「さすが、八神先輩です。一発で見抜くとは」
「簡単なことだよ、塔城さん。これでも一応クラスメイトだし、彼はわかりやすい性格をしているしね」
「つまり、単純ってことですね。兵藤先輩にもっと言ってやってください」


 そんな本心を隠しつつも、『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』の説明を聞いて、
 さも、はじめて知ったかのように驚いてみせた。
 ドヤ顔の兵藤一誠が若干ウザかった。が、なにせ伝説の装備を手に入れたのだ。
 少しぐらい有頂天になったとしても、仕方がないかもしれない。
 ボクだって、夜天の書をもっているのだから、人のことはいえないだろう。


「さて、自己紹介はこれでお終りね。
さっきも説明したけれど、はやてと家族たちには、はぐ
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