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ハルケギニアの電気工事
第25話:問題抱えて、ただいま〜!?
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たか?」

「それは有り難うございます。今回の旅も色々ありましたから、明日『事務局』の方でゆっくりとお話ししましょう。お土産もありますから、明日を楽しみにして下さい。」

 その後、持ってきた荷物をレビテーションで浮かべ、一旦『改革推進部』の空き部屋に持って行きました。勿論その前にドライフルーツを一握り、メアリーに上げるのは忘れませんでしたよ。
 荷物を置いて、椰子の実とゴムの樹液を網籠から出して、部屋の隅に片付けておきます。残ったお土産は、網籠ごと、もう一度レビテーションで浮かべて、屋敷の方に持って行きます。
 屋敷の食堂に入って、テーブルの上にお土産を並べてみました。この前よりも沢山の品物があります。前と同じものは魚介類の干物、ドライフルーツ、干し肉にお酒ですね。今回は他に3種類の魚の燻製とハムやソーセージ等の肉の加工品、色々なチーズ、胡椒や唐辛子(?)のような香辛料と思われる物があります。それに小さい袋に入っている豆のような物がありますね。どうやらカカオ豆のようですが、いったいどこから持ってくるのでしょうか?
 他には紅茶の葉が3袋にコーヒー豆3袋、あと綺麗なティーセットが色違いで2セット入っていました。もの凄く薄くて繊細な作りで、模様も細かくてとても綺麗です。前世ならウェッジウッドやマイセンといった高級ティーセットですね。思わず高そうだな〜なんて考えていました。多分、アルメリアさんに何時も紅茶を出していたので、そちらから考えてくれたのでしょう。
 あと、チョコレートと思われる沢山のお菓子が入っていました。一口大のお菓子で、一つ食べてみるとジャムを挟んだケーキにチョコレートをコーティングしています。少しチョコレートに苦みがありますが、中のケーキとジャムの甘さで丁度良くなっています。
 しかし、持って行ったお土産より、もらったお土産の方が圧倒的に価値がありそうなのですが、どうしたものでしょうね。僕自身大したことをしているとは思えないので、今度行く時にはもっと色々考えてみたいと思いました。
 それに、これだけ素晴らしい物があるのですから、何としても交易を行いたいと思ってしまいます。ティーセットは貴族達にも人気がありますから、良い値で売れると思いますよ。

 お土産を父上や母上、メアリーに上げる物と屋敷の執事さんやメイドさんに上げる物、『改革推進部』の人たちに上げる物、皇帝と妹姫に上げる物と分けて、差し当たって父上達と執事さん、メイドさんの分を渡しました。『改革推進部』には明日持って行くとして、皇帝の所には明後日の虚無の日に報告がてら皇城まで行って渡して来ることになるのでしょうね。
 お土産を渡して、少し遅くなった夕食を食べる終わると、もう夜も遅くなったのでメアリーを先に寝かせ、僕は父上と母上に今回の旅であった事を話しました。
 
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